ゴルフクラブを振るとき、ボールを打つときには、練習場でもコースでも、通常、ゴルフ専用のグローブを着用します。そもそも、ゴルフグローブは、どうして必要なのでしょうか。これは、グリップがすべってクラブフェースのコントロールが出来なくなることを防いだり、手にかかる負荷を和らげたりするのに効果があるからです。通常ゴルフグローブは、右打ちの人は左手のみに、左打ちの人は右手のみに着用します。女性には両手用グローブを着用する人も少なくありません。それは、手を守るという役割と、握力の弱さを助けるという観点から両手用を着用しているのです。初心者の方も、慣れないと手の皮が剥けたり、指が擦れたりするので、両手用を着用するのも良いかと思います。また、グローブの選び方、素材やサイズをどう選ぶのか?どんな種類があるのか?初心者ゴルファーには、是非知っておいて欲しいゴルフグローブについての基本的な知識を確認しておきましょう!
ゴルフグローブ・サイズの選び方
ゴルフグローブを選ぶ基準として大切にして欲しいことは、自分の手に自然に馴染み、違和感なくクラブを振ることが出来るということです。
自分の手に自然に馴染むようにするためには、自分の手にしっかり合ったサイズのグローブを選ぶことが大切です。
グローブにはサイズが表記されているので、まず自分の手の大きさにあうサイズのグローブを選びます。
えっ?自分の手のサイズってわからないし、いったいどうやって測るの?と思われる人は多いと思います。
サイズは、メンズには21~26cmのサイズがあり、レディスには18~22cmのサイズがそれぞれラインナップされていて、そのようなサイズ表記がされています。
サイズ表記に書かれている数値は、手のひらを横に測った外周の部分を表しています(注:手首から指先まではありません!)。
感情線の始まり(小指の付け根の下約1~2cm)と、生命線の始まり(人差し指の付け根の下約1cm)を通る手の円周を、サイズの基準にします。
指の長さは、モデルによって微妙に異なるので、サイズが合うものから自分の指の長さにフィットするものを選びます。
グローブメーカーの「キャスコ」の調査によると、手に合わない大きいサイズのグローブをしていると、ヘッドスピードが落ち、その結果、飛距離が出なくなるということです。
手のサイズにあっていないグローブを使用した場合と、ピッタリ手にあったグローブを使用した場合には、ヘッドスピードが平均1.6m/s飛距離にすると、約10ヤードの違いが出るとの調査結果が出ているくらいグローブの選び方ひとつで10ヤードも変わるのであれば、しっかり選びたいものです!
サイズを測って買うこともできますがメーカーによって多少の違いがありますので、ゴルフグローブは必ず、ゴルフショップに行って、必ず試着しましょう。
グローブを選ぶ際に注意するポイントは、ゴルフグローブは使っているうちに伸びてくるので、最初は“少しきつめ”くらいがいいでしょう。イメージとしては手術用の手袋のようにピタッと手の形が分かるほど、フィットしているくらいでいいでしょう。
さらに、キャスコでは、通常のサイズだけでなく、指が短めのゴルファーために「キャデット(指短め)」指が長めのゴルファーのために「ロング(指長め)」など、あなたにジャストフィットのゴルフグローブが見つかるかもしれません。
ゴルフグローブ・素材の選び方
ゴルフグローブの素材には、大きく分けて天然皮革と合成皮革、その2つを合わせたタイプのものがあります。
天然皮革:薄く柔らかいため伸縮性が高く、手にしっとりと馴染み、グリップ力に優れています。種類としては、シープ、エチオピアシープ、ペッカリーの三種類があります。天然ならではの風合いを好むゴルファーも多いのです。しかし、雨の日などに水分を多く吸った後、硬くなってしまいがちな事が欠点です。
合成皮革:汚れやカビなどに強く価格がお安く耐久性があり、吸湿性・放湿性にも優れていて、ムレにくいのも特徴。汚れたときは洗濯できるので、多くのゴルフプレーヤーが使用しています。初心者なら合成皮革で十分!手に汗をかきやすい人や、雨の日などはこのタイプを使用することをおすすめします!
2つを合わせたタイプ:天然と合成皮革を合わせたもので、伸縮素材を部分的に用いて機能性を高めたモデルもあり、新世代のゴルフグローブとして人気を集めています。天然皮革を使ったグローブよりも価格が低く抑えられています。
最近では、防水性を向上させた天然皮革のグローブや、フィット感や通気性を高めて天然のフィーリングに近づけた合成皮革のグローブも販売されています。
また、グローブを選ぶ上で重要なフィット感や扱い易さといった要素は、個人個人のフィーリングに拠る所が大きいので、試着して手に馴染むものを選びましょう。
合成皮革でも天然皮革でも、1枚1000円から2000円位で販売しているので、試着して気に入ったものをまずは一枚買ってみましょう!
ゴルフグローブ・ブランドの選び方
ラウンド用・練習用などゴルフには欠かせないグローブ。ゴルフメーカーも独自のブランドでグローブも発売していますが、初心者ゴルファーがゴルフグローブを選ぶとき、少しでも参考になるよう「ゴルフグローブに定評のあるブランド」人気ランキングBEST3を紹介します!
第1位!キャスコ:
ゴルフグローブの老舗メーカーとして常に評判が高いキャスコが1番人気!他のメーカーもキャスコが作っているグローブを展開していることが多く、グローブにおいても有名なブランドとなっています。フィット感を求めるなら、やはりシープスキン(羊の天然皮革)のグローブが最適と言われています。
第2位!タイトリスト:
上級者、アスリート志向のイメージがあるタイトリスト。ゴルフクラブの評判も高いですが、ゴルフグローブにも定評があり、値段は張るもののラウンド用に使っている方は多い。価格の面もあってか、プレゼント用のゴルフグローブとしても選択肢に入るとのこと。
第3位!フットジョイ:
ゴルフシューズでは最高評価のブランドですが、ゴルフグローブでも「価格はまずまずながら使いやすい」「薄すぎず厚すぎず丁度良かった」など好評なフットジョイ。コストパフォーマンスにも優れたゴルフグローブであれば外せない存在のようです。
まとめ Q&A
Q 初心者がゴルフグローブの選び方として、おさえておきたいポイントは?
A ゴルフグローブは、あくまでも消耗品です!
グローブは製品によって耐久性に大きな差があり、特に高級なグローブは、1~2度の練習で穴が開いてしまう場合もあるので、初心者のうちは耐久性の良いものを選んで購入しましょう。
Q 最近は女性用グローブは、デザイン性が高いものもたくさん発売されていますが、プレーするときの性能としてはどうなのでしょう?
A ラインストーンつきのものや、爪を伸ばしている人用に指先があいたものなど、オシャレは手元からと、グローブでも自分らしさを出しているのも良いかもしれません。
しかしそればかり気になって、ゴルフプレーに集中できなかったり、プレーの遅延につながらないよう、充分気をつけて下さい!
どんなグローブを購入するにしても、サイズや機能をしっかり吟味して購入して下さい!
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