アイアンというクラブの役割は、ドライバーやフェアウェイウッドのように飛距離重視ではなく、あくまでもグリーンに乗せる、ピンに寄せるという方向性を重視したものでした。しかし、ウッド系クラブよりも短くてボールが上がりやすいアイアンでより遠くへ飛ばせたならば、当然スコアアップにつながります!そこで登場したのが、ストロングロフトアイアン。従来の一般的なアイアンよりもロフト角度が立っているのですが、今までよりもはるかに易しく飛距離が出るデザインになっています。2017年には、超ストロングロフトの『ぶっ飛びアイアン』が発売され、使用するゴルファーが急増しました。その代表的なアイアンが、ヤマハのインプレスUD+2アイアンです。ロフト角が7番で26度(従来は30~34度)という超ストロングロフトになっていますが、超低重心&超深重心で易しく高弾道で2番手上の飛距離を実現しました。今回は、そんな飛距離重視型アイアンのランキングBEST5をご紹介します!
ぶっ飛びアイアンランキング
いくらぶっ飛びで飛距離が出ても、アイアンはグリーンに乗って止まってくれないと本来のアイアンとしての意味がない!
そこで登場してくるモデルが、飛んで止まるアイアン。より実戦的で『使える飛ぶアイアン』が求められてきました。
ただストロングロフトにしただけであれば、理屈からいうと難しくなるだけです。それでは人気ランキングには入ってきません!
ヘッドスピードや技術があまりなくても、飛距離が出て易しく打てるクラブの構造になっていることがポイントです。
もちろん人気ランキングに入っていても、使い方を理解しておかないと難しいクラブがあるのも事実です。そういった打ち方のポイントも押さえながら、飛ぶアイアンランキングをご紹介しましょう。
ランキング・第1位:キャロウェイ ROGUE STAR アイアン
アイアンは、ボール初速を上げることと打感の良さフィーリング両立させることは、非常に難しことですが、このローグアイアンはウレタン・マイクロスフィアというという素材をバックフェース部に配置することによりフェースに食いつくフィーリングを維持したまま、ボール初速の向上を可能にしたという。
センター重心、低重心化を実現されたヘッドは、どんなライからも高い打出し角を可能にし、ミスヒットした時にも、飛距離のロスや方向性のバラつきを最大限抑えたやさしいアイアンになっているということです。
7番アイアンで27度というぶっ飛びアイアンである今回のROGUEは、前モデルのEPIC STARよりも、かなりやさしくなってランキング第1位です!
・・・・ 番手 #5 #6 #7 #8 #9 PW AW GW SW
ロフト角(°) 21.0 24.0 27.0 31.5 36.0 41.0 46.0 51.0 56.0
クラブ長さ (インチ) 38.5 38.0 37.5 37.0 36.5 36.0 35.75 35.5 35.25
石川 遼プロの試打の様子では、自分の使用しているXフォージドアイアンの7番アイアンの飛距離が180ヤードに対して、ローグスターアイアンの7番アイアンの飛距離は、キャリー207ヤード、トータル220ヤードという、なんと40ヤードも差が出たとのこと!驚異のぶっ飛び!
ランキング・第2位:テーラーメイド M4 アイアン
テーラーメイド独自の新テクノロジー「リブコア」を採用しビッグフェース、ワイドソールと様々なテクノロジーにより飛距離性能が高められたM4アイアン!
「リブコア」がボールへのエネルギー伝達ロスを最小限に収め、初速アップに
操作性の高さを感じさせるコンパクトにシェイプされたヘッドで、中・上級者も構えやすい顔つきに仕上がっています。
・・・・番手 #4 #5 #6 #7 #8 #9 PW AW SW
ロフト角( ゜) 19 21.5 25 28.5 33 38 43.5 49 54
長さ(インチ) 38.875 38.25 37.625 37 36.5 36 35.75 35.75 35.5
7番アイアンのロフト角は28.5度!
前モデルM2アイアンで上位ランキングにいた完成度の高さが、今回はさらにエネルギーロスを抑えるリブコアテクノロジーで初速アップをして、飛距離性能がアップし、さらに打感も向上しているという!
ランキング・第3位:プロギア eggアイアンPC (新赤エッグアイアンPC)
ぶっ飛び系アイアンのランキング上位にランクされる常連アイアンegg。
新・赤エッグアイアンPCは、フェース周辺部を薄くした偏肉設計でフェースのたわみを拡大させ、ルール限界まで反発性能を高め、ボール初速を上げられるヘッドになっている。
インパクト時にバックウェイトがヘッドを押し込み、高打出しの飛びを実現させ、高初速、高打出しで飛距離をアップさせる。
前モデルの重たくボテッとしたエッグのイメージを変えるための、シャープなデザインになったパワーキャビティアイアンだ。デザイン性にもっとこだわれば、ランキングはどんどん上昇するシリーズになるでしょう!
・・・・番手 #6 #7 #8 #9 Pw Aw As Sw
ロフト角(°) 23 25 28 32 37 43 49 56
長さ(インチ) 38.75 38.25 37.75 37.25 36.75 36.00 35.25 35.25
7番アイアンでロフト角が25度という最もロフトが立っている超ストロングロフトアイアン!
しかしソールは非常に厚く、後ろの方にタングステンウエイトを配置して、低く深い重心なので打ちやすくなっている。
ランキング・第4位:ゼクシオ10アイアン
ストロングロフト化と長尺化により、飛距離性をアップさせる構造になっている。
メンズの4番からAWまでストロングロフト化して、カーボンシャフトのみで長尺化、飛距離性能強化を図っている。
前作よりも1度ロフトを立てているが、深重心化によりボールの上がりやすさがアップし、打ちやすさも進化している。
構えやすい形状を維持しながら、ソール内部の高比重タングステンニッケルウエイトをさらに後方に配置、深重心化と上下の慣性モーメントアップ。
キャッチフレーズである「芯食い体験」が生み出す圧倒的打点確率アップの飛び、球が上がりやすいように重心をより深く低く設定され、体力の低下をクラブが補ってくれる嬉しいアイアンになっている。
・・・・番手 #4 #5 #6 #7 #8 #9 PW AW SW
ロフト角(°) 21 23 26 29 33 38 43 49 56
クラブ長さ(インチ)38.75 38.25 37.75 37.25 36.75 36.25 35.75 35.75 35.75
ランキング・第5位:タイトリスト718 AP1アイアン
ロフト角(°) 20 23 26 29 33 38 43 48
クラブ長さ(インチ) 38.5 38 37.5 37 36.5 36 35.75 35.5
番手毎に最適に配置されたタングステンで、ロングアイアンでは低重心設計により、プレーヤーが思い通りの距離を狙うことができる、高い打ち出しでグリーンをより狙いやすくスコアメイクに貢献するアイアンになっている。
また、リーディングエッジがインパクト時のボールへのコンタクトを安定させ、番手間の飛距離ギャップをより均一化されている設計は特筆すべきポイントであろう。
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まとめ Q&A
Q ぶっ飛びアイアンの大きな特徴は?
A ランキングに入るアイアンは、ストロングロフトと低く深い重心で、本来ロフトの立ったアイアンはボールがあまり上がらないのですが、かえって従来のアイアンよりも高打ち出しで、高弾道で飛距離を伸ばし、グリーンに乗っても止まるボールが打てるアイアンになっています。
Q ぶっ飛びアイアンを使う時、スイングで注意するポイントは?
A 基本的にヘッドが重く、シャフトの長めになっていたりします。一言で言えば「クラブヘッドにまかせる!」打ち方が出来ないと、クラブの持つ本来の特徴は生かされません!スイングは「ゆっくり大きく」を心がけ、決して力一杯叩くようには振らないで下さい!
こちらの記事もご覧下さい⇒アイアンのロフト角度と飛距離の目安