ウェッジの選び方 ! 松山英樹プロとクリーブランド

アイアンセットには、ピッチングウェッジまでは含まれていますが、アプローチ用やバンカー用のいわゆる専用ウェッジの選び方が多様化しており、複数のウェッジをキャディバッグに入れることが一般的になってきました。各メーカーもそんな流れのなかで、専用ウェッジの制作に力を入れています。なかでも、クリーブランドというメーカーはウェッジに特化した商品ラインナップで、松山英樹選手をはじめPGAプレーヤーからの信頼がとても厚いウェッジを作っています。今回は、ウェッジの選び方と松山英樹選手のクリーブランドウェッジについてお伝えします!

ウェッジの選び方ここが重要性!

引用元~クリーブランドウェッジ

アイアンセットは、かつては3番アイアンからサンドウェッジまでという9本セットの販売が定番になっていました。(筆者は学生時代2番アイアンを得意げに持っていたものです。かなり難しかったけど・・・)

しかし、いわゆるロングアイアン3番、4番アイアンはしっかりとしたスイングを身に付け練習してようやく使える難しいクラブとされ、しっかりフェースの芯で捕らえれば200ヤード近い飛距離が出ますが、ちょっと芯をハズレると大きく曲がったり、まったく飛ばないという結果になってしまいました。

そこで現在はその役割がユーティリティクラブになり、フェースの芯はかなり広くなり、ショートアイアン感覚で200ヤード飛ばせるという時代になりクラブの選び方も変化をしてきました。

3番、4番、そして5番というロングアイアンをやめてユーティリティクラブを使うという選び方が定番になったことにより、現在アイアンセットは7番からピッチングウェッジという4本のセットとして販売されるようになっています。しかも、そのアイアンのロフト角度がストロングロフト化され、より飛ばせるようになりました。現在の7番アイアンでかつての5番アイアンに近い飛距離が出たりします・・・。

すると必然的に短い距離をうめるショートアイアンは、いままでよりも本数を増やす必要が出てきました。

そこで、ウェッジを複数本入れるという選び方が定番になりつつあるというわけです。

複数本のウェッジを入れるメリットとは?

ウェッジの選び方のポイントとなるのは、ロフト角度とバンス角度です。クリーブランドのウェッジはとても豊富なラインナップが揃っています。

では、その豊富なラインナップからウェッジを複数本選ぶメリットとはどんなところにあるのでしょうか?

まず、複数本のウェッジを持つことによって、練習量が少ない人でも高さや距離の打ち分けが楽になる。

またグリーンの状況(速いとか重いとか)によって打ち方を変えずにウェッジのロフト角度の違いを活かせば寄せる確率が上がる。

斜面からのアプローチショットも、ロフトの違うウェッジを使えば打ち方やフィーリングを変えずに寄せやすくなるなどのメリットが生まれてきます。

つまり1本のクラブで、様々な打ち方を身に付けるにはかなりの練習量が必要ですが、複数本のウェッジを持つことによって、自分の得意な打ち方は変えずにウェッジの選び方だけで、様々な状況に対応できてしまうという考え方が一般化してきているのです。

松山英樹選手 ウェッジへのこだわり

クリーブランドウェッジを使用してる松山英樹選手。アイアンの距離感や方向性の正確さはUSPGAのなかでも間違いなくトップクラスです。

その松山選手が監修して開発されたクリーブランドのウェッジが、「588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」です。

このクリーブランドウェッジには、松山選手のウェッジに対するこだわりが随所に生かされています。

クリーブランドならではのトップラインをストレートにしてヒール部の高さを抑えたティアドロップ型になっているところ。小ぶりのヘッドで操作性もしやすく、フェースを開いてのカットショットのイメージも出しやすくなっていると言います。

松山英樹選手クリーブランドウェッジ

松山選手のウェッジへのこだわりは、「スピンです。打ってみて、スピンが入るか、入らないか。それでスピンが入ったら、さらにバンスをチェックします。バンスが効いていないと、スピンがきちんと入りません。だから、バンスの形状や実際の効き具合も重要なチェック項目です」ということ。

松山選手が求めるスピン性能を実現するために、クリーブランドが新たに開発した技術を搭載している鋳造モデルにも採用されている「ROTEX 2.0 フェースパターン」や「レーザーミーリング」といった技術がそれだ。それらによって摩擦力やグリップ力を高めたことで、スピン性能が安定しかつ向上している点を、松山選手も高く評価している。

松山選手が使用する「スリクソン Z945 アイアン」のピッチングウエッジのロフトは46°。それに続くクリーブランドウエッジとして、50°、56°、60°というセッティングになっている。

その意図について松山選手は、「自分の好きな距離と嫌いな距離があって、そのあいだを詰めたいなという思いがずっとあったんです。距離のバリエーションを増やすために、ロフト体系を変えようとしていたときに、このウエッジが出来上がってきました。588 RTX 2.0 PFに換えた際に4本に増やしたことで、今までクラブ選択で迷っていた距離にもうまく対応できるようになってきました。そこはすごくよかったなと思います」という。

日本と比較すると、コースセッティングがタフだといわれるアメリカツアー、さらにはクリーブランドウェッジはメジャーを戦う上で強力な武器になっているようです。

「アメリカでは、コースによって芝質が変わるので、打ち方をすごく考えないといけないのですが、それに加えて、やはりクリーブランドウェッジに頼る部分もすごく大きいと思います。」と、松山選手はクリーブランドへの信頼を語っている。

まとめ Q&A

Q  ドライバーやフェアウェイウッド以外のクラブセットの選び方のポイントは?

A  ロングアイアン(3~5番)は、ある程度スイングが安定していてしっかり操作できるよう練習が必要ですが、それに変わるユーティリティークラブはショートアイアン感覚で振って、200ヤード近い飛距離を出してくれます。アイアンは、7番アイアンからピッチングウェッジまでの4本セットですが、ロフト角度がストロングロフトになっています。そのため、短い距離をうめるウェッジが複数本入れることが、一般的になってきています。

Q  複数本のウェッジの選び方は?

A  まずは、ピッチングウェッジのロフト角度を調べて4~6度ピッチで選びます。ピッチングウェッジのロフト角度44度4であれば、48度、52度、56度の3本セットか、50度、56度の2本セットにする。

Q  複数本のウェッジを入れておくメリットは?

A  複数本のウェッジを持つことによって、練習量が少ない人でも高さや距離の打ち分けが楽になる。グリーンの状況によって打ち方を変えずにウェッジのロフト角度の違いを活かせば寄せる確率が上がる。斜面からのアプローチショットも、ロフトの違うウェッジを使えば打ち方やフィーリングを変えずに寄せやすくなるなどのメリットが生まれます。
1本のクラブで、様々な打ち方を身に付けるよりは、複数本のウェッジを持つことによって、自分の得意な打ち方は変えずにウェッジの選び方だけで、様々な状況に対応できるという考え方が一般化してきています。クリーブランドには豊富なラインナップのウェッジがあるので参考にしたい。

こちらの記事もご覧ください。 ⇒ ウェッジの選び方!秘密は重さとバンス角

ユージン
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