あなたは、ウッド系のクラブが好きですか?それともアイアンのほうが好きですか?
初心者ゴルファーは、最初に当たったか当たらなかったかで好き嫌いを安易に決めてしまいがち。得意とか好きというクラブを作ることはお勧めしますが、苦手や嫌いなクラブは決して作らないようにしたい!
ウッドでもアイアンでも、きちんと打てるようになるスイングのコツは基本的に同じなのです!では、その大事なコツについてお話しましょう!
アイアン好きは姿勢がきれい!
「先生、ドライバーかまっすぐ飛ぶようになるコツを1つ教えて下さい!」とか「スコアを良くするコツはありますか?」「初心者なんですが早くうまくなるコツは?」「かっこいいスイングをするコツを教えて下さい!」いろんな質問をされることがよくあります。
ご挨拶程度のお答えをすることはありますが、そういう質問をしてくる人の真意は、「ラクして上手くなる方法を教えて!」ということなので、親切にアドバイスしても無駄というケースが多い。
本当に上手くなりたいのか、あわよくば何か役に立つ話が聞けたらいいなあという態度なのか、教えて欲しいという姿勢が本気かどうかが大きな問題です。
上手くなる人はゴルフの構えも心構えも、どっちも良い!
アイアンのダブりやトップ、スライスや引っかけも、構えた姿勢をチェックすることで解決出来る人が多く見られます。
特に初心者ゴルファーは、ボールに当てたいという気持ちが強すぎて、ボールに顔が近づき過ぎて前傾姿勢が崩れてバランスが悪くなってきます。
すべてのクラブのスイングに言えることですが、アドレスの前傾姿勢がスイング中にいかにキープ出来るかがとても大切です!
アドレスの姿勢を直さずにほかのところを直したとしても、またすぐに崩れるだけです。
もう一度、アドレスの前傾姿勢をしっかりキープ出来るようにする順番をチェックしてみて下さい。
良い姿勢を作る順番とコツ(アイアン)
- スタンス(足の幅)は右爪先から左爪先の間が、肩幅と同じ幅に開きます
- 身長を測る時のように背筋を伸ばし、頭を出来るだけ高くする
- 両足の付け根からお尻を突き出しようにして前傾姿勢の作ります。
- 肩のラインが爪先と爪先のラインの上にきているようにする。
- 肩から腕を垂直に下げる
- 左手の位置に右手を合わせる
- 最後に膝のお皿をほんの少しだけ折る
この順番を守ること、頭の高さとボールの距離をしっかり保つことがコツ!
ゴルフの動きのなかで、カラダ(頭の高さ、膝の上下、背中が丸くなるなど)の上下動を出来るだけさせないことが、特にアイアンのスイングには重要なコツです!
手首の動きはシンプルに!
姿勢がきっちり決まれば、今度は腕の動かし方のコツをしっかり理解することです。
右利きの人は、右手が強い!したがって右手の力でボールを打ちにいこうとする。
その結果、クラブヘッドをしゃくり上げたり、フェースをかぶせたりと、ミスショットを生み出す原因を作ってしまいます。手首の動きは出来るだけ少なくすることがコツ!
ゴルフスイングにおいては、両腕のチカラが均等になることがもっとも望ましい!つまり、左右の力のバランスが良いということが大切です。
弱い左手をカバーすべく、左手にはグローブをつけているのです!
初心者の人で、「私は右利きだから」といって右手にはめるグローブを買って持ってきてしまう人がいますが、くれぐれもお気をつけ下さいね!何のためにグローブをつけるのか、理由をよく理解しておいて下さい。
右腰から左腰までの、いわばアイアンのハーフスイングの範囲でボールを捕らえる基本動作をおこなう場合、右手首の動きは、アンダースロー(下手投げ)でボールを目標方向へゆっくりと投げる時の形です。
紙を丸めてゴミ箱に向かってアンダースローで投げてみて下さい!うまく入るかな?
目標方向に紙を運ぶのですから、手のひらを目標方向に向けるのがコツです。だから、手首をひねったり、持ち上げたりしないことです。
ボールと目標を結んだ直線(ターゲットライン)の上を手がなぞって動くイメージです。
はい、もう一度紙を丸めてゴミ箱に向かってアンダースローで投げてみて!入ったかな?さあ、頑張って練習!
アイアンのクラブフェースの向きと、右手のひらが同じ向きになるように、使うのも大切なコツです。
左手首の動きは、右手の動きとあくまでも同調して動かします。
腰から腰の範囲のハーフスイングで手首の動きをしっかり確認しておきましょう。
アイアンスイングの手順
使用するクラブはピッチングウェッジ。
良い姿勢のコツをしっかり意識してアドレスを作ってからスタート!
- 肩と両腕で出来る三角形を崩さずに、右腰の高さでシャフトが地面と平行になる位置まで上げる
- 手首を折って、シャフトが肩の上に上がるようにする
- 左足にゆっくり体重を少し移し、構えた位置にクラブを戻す
- ターゲット方向にクラブヘッドをストレートに出す
- 両肘を縦にたたんで左肩の上に乗せてフィニッシュを作る
初心者ゴルファーは、7番アイアンから練習する人が多いですが、ピッチングウェッジをお勧めします。
7番アイアンよりもヘッドが重いアイアンを使って練習をすることにより、余分な腕力を使わないスイングが身に付けることが出来ます。
これがアイアンを克服するためのコツです!アイアンの基本はピッチングウェッジで作ろう!
カラダの回転オーバーに気をつけて
ゴルフスイングはカラダを回転させるものというイメージが強すぎてボールをうまく捕らえられない初心者ゴルファーも多く見かけます。
ゴルフスイング、特にアイアンに求められることは、飛距離を出すことではなくターゲットに対して正確にボールを運ぶことです。
そのためには、腕の振りが、ターゲットに向かってストレートに動くことが必要なわけです。
ゴミ箱に紙を丸めて投げるのと同じです。カラダ回転させてゴミ箱に紙を入れようとした人いましたか?
ただカラダを回転させればいいわけではありません。初心者ゴルファーの皆さん、勘違いせぬようお気をつけ下さい!
つまりアイアンショットの正確性を上げるためには、カラダを回転させ過ぎないことがコツです!
まとめ Q&A
Q 初心者がアイアンをうまく打てるようになるための基本は?
A これは初心者に限らず、まずは、姿勢が大切です。頭の高さをキープしてボールとの距離を保つことで、ダフりやトップを防げます。
良い姿勢を作る順番を守って、カラダの上下動を出来るだけ出さないようにしましょう。
Q 手首の使い方のコツは?
A 右利きの人は、右手が強くなりボールに当てにいこうとしてクラブフェースをかぶせたり、しゃくり上げたりしてしまいます。
右手のひらとクラブフェースの向きを、同じ角度にするように心がけてクラブを操作するのがコツです。
Q アイアンスイングの動作の注意点は?
A アイアンは、飛距離を出すことよりも、目的地点にボールを正確に運ぶためのショットが要求されます。
したがって、ボールと目的地点を結んだストレートのターゲットラインをしっかり意識して、その方向に腕を振っていきます。
ですから、カラダをあまり回転させすぎてしまうと、正確なストレートラインがだせなくなり、ボールは曲がってしまいます。
つまりアイアンショットの正確性を上げるためには、カラダを回転させ過ぎないことがコツです!
Q アイアンスイングの基本を身につけるには、何番アイアンを使えば良いですか?
A ズバリ、ピッチングウェッジを使って、ヘッドの重さを感じながらゆっくりスイングの形を作って下さい。
こちらの記事もご覧ください。 ⇒ゴルフ初心者の効果的な練習方法!クラブ選択と順番