石川遼選手が衝撃の初優勝をしたのが15歳。ハニカミ王子と言われた石川遼選手が、賞金王に駆け上りアメリカツアーに挑戦!子供の頃からの夢であるメジャートーナメント優勝を目指しチャレンジしましたが、厳しい現実に直面し、カラダにも偏重を来たし2017年から日本ツアーに戻って来ましたが2018年ツアーにおいても思うようなプレーは出来ていません。
トーナメント中継を見ていると、ドライバーショットを大きく曲げて頭を垂れる姿が印象的であるが、果たして石川遼選手のドライバーの状態はどうなのでしょうか?
石川遼選手のドライバーの平均飛距離は?
5 池田勇太300.42ヤード
22 石川遼291.26ヤード
23 薗田峻輔290.80ヤード
98 片岡大育267.62ヤード
100 谷口徹264.40ヤード
それと比較すると、日本男子プロゴルフツアーの平均飛距離が出ていないように思えてしまいます。
ツアープロは、毎ホール毎ホール、Maxのスイングスピードで打っているわけではなく、基本的には安全運転で打っていきます。ですから、測定ホールだからといってMaxのドライバー飛距離を出そうとはしていません。
試合中の1ホールの測定の平均ですから、安全に飛距離をおさえて打った数字も含まれてしまいますから、このようになるということも理解しておく必要はあります。
石川遼選手は、平均291ヤードということですから、常に280ヤードから300ヤードのドライバーショットを打っていることになります。
2017年に、石川遼選手は最高飛距離325ヤードを記録しています。
ヘッドスピードは平均52m/秒。
飛ばしたいときは、高いドローボールを打ち、おさえるときは、低いフェードボールを打っていきます。
石川遼選手は、2016年前半は平均飛距離が306.2ヤードということで、2015年の平均289.2ヤードよりも飛距離が出ているようです。
ドライビングディスタンスの測定記録にはドライバーでのショット、4番ウッドでのショットなどが含まれています。
2015年の ドライビングディスタンス289.2ヤードでしたからこれは、きっとティーショットでスプーン、4番ウッド、ロングアイアンなどを使用していたというのが見えてきます。
2016年、平均306.2ヤード飛ばしているということは、殆どドライバーを使用しているんだろうなという事が見えてきます。
アスリートの魂「石川遼 27歳の告白」
15歳で国内ツアー初優勝、18歳で史上最年少賞金王に輝いた石川遼選手。
世界最高峰アメリカツアーに挑戦するも、圧倒的な世界の壁に跳ね返され、自分のゴルフを見失った。
一からの出直しを誓い、日本復帰。
そこには、真骨頂だった「ドライバーを振り抜く攻めのゴルフ」のイメージを覆す、新たな挑戦と苦悩があった。
衝撃のプロデビューから10年。アメリカでどん底を味わった早熟の天才が、栄光やプライドを捨て再出発を図る石川遼選手を追ったNHKのドキュメント番組が放送された。
そこでは、いつも笑顔でポジティブな言葉を発している石川遼選手の、葛藤する姿に胸が締め付けられた。
暗闇の中での練習!こんなに苦しい思いで日々ゴルフに向き合ってたとは‥。
試合ではサインを求めるの群れ。対応する本当にひたむきな姿。彼の人柄が伝わってくる。
華々しい過去があるからこそ背負っているものも大きい。
出場する試合の中、ここ一番でうまくいかない!
しかし、うまくいかなくても、絶対に投げずにやる姿勢。ゴルファーのみならず、学ぶべきものがあります。
選手会長としてプレーヤーとして、ゴルフ界を盛り上げようと使命感に燃えて頑張っている姿。
10代からどんな場面でも果敢に挑み攻めの姿勢を貫く石川遼選手が、苦悩と闘いながら自分の弱さと心の内側を隠さず、逃げないで ひたすら努力を続ける芯の強さ。
自分を見失いそうな中ですべてを受け入れ、心と技術に妥協せずに努力を続ける姿、必ず 見ている者を魅了する一打が生まれるに違いないと信じたい!
そして、ただただ応援せずにはいられなくなる。
石川遼選手のクラブ別飛距離と新兵器!
- ドライバー:295~290yds
- 3W+:270yds
- 3W:275~260yds
- UT 18°:250yds
- UT 21°:220yds
- 2i:240yds
- 3i:230~220yds
- 4i:220~210yds
- 5i:210~200yds
- 6i:200~185yds
- 7i:185~170yds
- 8i:170~160yds
- 9i:160~145yds
- PW:145~130yds
- 50°ウェッジ:130~115yds
- 58°ウェッジ:110yds以下
2週連続予選落ちとなった、2018年三井住友VISA太平洋マスターズでは「スイング中にフェースがどこを向いているのか、分かっていない。真っすぐいっても“たまたま”という感覚が続いている。スプーン(3番ウッド)では打ったことのないようなミスショットが、ドライバーでは簡単に出る。自分でも何が起きているのか分からない。だから、対処のしようがない」と、ドライバーへの深い悩みを口にしていた。
2018年ダンロップ・フェニックス(15日開幕、宮崎・フェニックスCC)練習ラウンドでは、ドライバーを1度も握らなかった。
1オンを狙える13番パー4では、一緒に回っていた片山晋呉選手が石川遼選手の手にしたクラブを見て尋ねた。「遼、スプーンでどこ狙うの?」。石川は「グリーンですよ」と答えた後で「これ『ブラッシー』なんです」と説明を加えた。
ドライバーの代わりに多用したのが、このブラッシー(2番ウッド)。3番ウッドを調整してロフト角12度に立て、シャフトも0・25インチ伸ばしている。
「あまりドライバーにとらわれすぎずにやりたい」と話して向かった練習場では、2番ウッドとともにドライバーのネック部分に鉛を貼って打ち込んだ。
重心距離が近くなったこともあってか、安定感が大幅に向上。「全然、違う。ドライバーの方が(他のクラブより)フェースの向きが分かる」と、明るい表情で何度もうなずいた。
谷将貴のゴルフシンプル理論完全マスタープログラム
本当にシンプルにスイングの型を作り、カッコイイスイングを身に付けるプログラムとしておすすめのDVDです!ぜひご参考にして下さい!
まとめ
2011年3月11日、東日本大震災が発生してから20日後。石川選手は、大きな決断をします。
2011年シーズンの獲得賞金の全てを、被災地の支援のために寄付することを決めた。
19歳の決断を世界中のメディアが報じ、石川選手は、メディアを通して、被災者の人たちと向き合う覚悟を決めた。
この時、石川選手は、自身のHPに、このようなコメントを記しました。
「僕と被災者のみなさんは、ゴルフを通して、ずっと繋がっています。そう思えば、僕もゴルフに100%集中できます。きっと、みなさんに思いは届く、そう信じています。」
そして、臨んだマスターズ・トーナメント!3回目の挑戦で、初の予選突破!そして、20位という、素晴らしいプレーを見せてくれた。
日本代表として日の丸を背負ったゴルファーとして、一人の日本人として、被災地の人たちに自分は何をすべきなのか?獲得賞金の全てを被災地に寄付するという決断が、どれほど悩み抜いて出したものだったのか!
ドライバーの復調が待たれる状況ではあるが、それよりも大切なものを見つけているようである!
こちらの記事もご覧下さい⇒初心者ゴルファーにおすすめのゴルフ読本!