ゴルフレシピ スイング基本編Vol.8 まっすぐ飛ばすためのダウンスイングとは?

おいしいゴルフ楽しんでますか?

ゴルフスイングコーディネーターの山田友人です!(@yj_golfrecipe)

ゴルフレシピ スイング基本編8回目は、ダウンスイングです。

アドレスからテークバック、その最終地点であるトップオブスイングまでは、ターゲット方向とは逆方向の動きでした。

その動きは、狙う方向と反対側にゴムを引っ張り、これ以上引っ張れない!というポジションまで引っ張ったのと同じ状況で、

カラダの捻れがおこり、筋肉がゴムを引っ張ったのと同じ状態、

つまり、カラダには

クラブを振るための

パワーがため込まれた状態になるのです!

さて、

ここでしっかりため込まれたパワーを、

いかに効率よくボールに伝えていくのか?

それが今回のテーマである、ダウンスイングの形になります。

トップオブスイングは、

テークバックの最終地点であり、

同時にダウンスイングの出発点!

ここからが、本当にボールを打つための、スタートになるのです!

クラブがおりてくる位置、

ヘッドがボールにどのように向かっていくのか?

方向性や飛距離を左右する、重要なポジションです!

前回お伝えした、トップオブスイングのチェックもお忘れなく!

(こちらの記事をご覧下さいね!⇒ゴルフレシピスイング基本編Vol.7まっすぐとばすためのトップオブスイングとは?

今回も最後までしっかりとチェックして、

レベルアップのヒントをつかんでくださいね!

ダウンスイングの順番

ゴルフスイングのスタートは、アドレスですが、

ボールを打つためのスタート地点は、トップオブスイング!

このスタート地点での形が間違っていたら、どこに向かってクラブを振っていくのかわからなくなってしまいます。

そこで、トップオブスイングの形をもう一度確認しておきましょう!

  • 体重は、右足8:左足2の割合で、しっかり右足にかかっている
  • 上体は、右に傾き、頭のポジションも右サイドに動いてくる
  • 広背筋、腹斜筋、腹筋が捻れて、左サイドは引っ張られている
  • 腕のかたちは、左腕は伸びて、右腕は肘が90度に曲がって肘が下を向く(左腕はけしてピンと張る必要はありません!)
  • グリップの高さは、耳の高さよりもやや上にくる
  • 目はしっかりと、ボールの右サイドをみている

ゴルフスイングにおいて、カラダをもっともキツイ状態にするのが、

このトップオブスイングの形です!

初心者ゴルファーは、

特にインパクトでボールを打つときに

一番頑張ろうとしますが、

実はトップオブスイングで頑張っていないと

インパクトの頑張りは、空回りになってしまいます!

しっかりパワーをため込んだトップオブスイングの形を作ってから

そのパワーを、インパクトでボールに伝えなければ、

飛距離は出ません。

では、そのパワーをしっかりとボールに伝えるための

ダウンスイングについてご説明しましょう!

①体重移動

トップで作った体重の位置は、右足8:左足2の割合で、

しっかり右足にかかっています。

ダウンスイングのスタートは、

足の動きから始めます。

右足にしっかり乗った体重を、左足に移動させます。

その場合、左足のかかとを地面にしっかりと踏み込むところからはじめます。

骨盤も右足付け根上から、左足付け根にスライドして

一気に左脚の付け根に、体重が乗ります。

左足8:右足2に逆転させます。

宮里藍プロのダウンスイング(アルバより)

②上体の動き

トップでは、上体は右に傾き、頭のポジションも右足上に乗っている

広背筋、腹斜筋、腹筋が捻れて、左サイドは引っ張られている

腕のかたちは、左腕は伸びて、右腕は肘が90度に曲がって肘が下を向く(左腕はけしてピンと張る必要はありません)

グリップの位置は、耳の高さよりもやや上にくる

目はしっかりと、ボールの右サイドをみている

ダウンスイングで、腕の形はキープしながら

骨盤の左足方向へのスライドと同時に

右肘を、右脇腹の内側(アドレス時の右肘の位置)に

引きつけて下ろします。

上げる軌道と下げる軌道の違い

ダウンスイングの順番について、説明しましたが

「ちょっと待って!クラブはバックスイングで上げていった軌道と

同じところを下りてくるんじゃないの?

という疑問の声をよく聞くのですが

答えはノーです!

テークバックのクラブの軌道と

ダウンスイングの軌道は異なります!

その説明の前に確認しておきたいことが・・・

スイングの大きな2つのスタイル!

ゴルフスイングには、おおまかに分けると

ボールを遠くに飛ばすスイング⇒フルスイング

ボールをコントロールするスイング⇒ハーフスイング

があります。

ハーフスイングは、

ターゲットラインの後方線上から前方線上にクラブヘッドを振る動き

したがって、ハーフスイングの場合

テークバックの軌道とダウンスイングの軌道は同じになります。

しかし、フルスイングのテークバックの軌道は、

ターゲットラインの後方線上に引っ張って、腰の高さあたりから

手首のコッキングで、シャフトを立てます。

そして、上体の捻転がおこりグリップは右耳よりも高い位置にきて

シャフトは、地面と平行になるあたりまで引き上げられます。

そこからのダウンスイングの軌道は、

グリップの位置を、一気にボールに向かって振り下ろすような軌道になります!

つまり、

テークバックのクラブの軌道は、

ターゲットライン後方線上へのヨコの長さが長くとられて、

ダウンスイングの軌道は、

高い位置からボールにむかってのタテの軌道になるのです!

したがって、クラブを上げるときの軌道と、下ろすときの軌道は

同じではない!違う通り道を通るのです!

黒い線がテークバック 、赤い線がダウンスイング

おぼえておいて下さい!

ヘッド・ビハインド・ザ・ボール

そしてそして、ダウンスイングのポイントの最後に、この言葉もしっかりとおぼえておいて下さい!

『ヘッド・ビハインド・ザ・ボール』

ゴルフスイングを安定させ、レベルアップさせるためにもっとも大切な言葉!

「頭をのこせ!」

ゴルファーなら誰でも言われたことがあると思いますが、

一般アマチュアゴルファーの中では、

確実に出来ている人が案外少ないのも事実!

なので、ここでしっかり認識しておいて下さい!

ボールと頭の位置関係

トップオブスイングの形では、体重が右足にかかり、

同時に頭の位置も少し右に傾きます。

つまり、頭はボールの右側に位置します。ボールの後方にいます!

今さら言うことでもありませんが、でも聞いて下さい!

ゴルフは、止まっているボールを打って飛ばすわけです。

野球やテニスのように、勢いよく向かってくるボールを打つのではなく

勢いゼロの止まっているボールを、打つわけです。

そして、野球やテニスのようにボールが前からくるわけではなく、足下に止まっています。

さあ、改めて読売ジャイアンツ坂本選手のボールを打つ瞬間の画像をよく見て下さい。

ボールと頭の位置関係を確認して下さい!

ピッチャーが投げてきたボールを打ち返すとき

前からきたボールに対して、頭はボールの後ろ側にいます。

想像して下さい、頭の位置を通り過ぎたボールを打つことは出来ますか?

答えはノーです!

テニスも同じです!

頭の位置を通り過ぎたボールを打つことは出来ませんよね!

もし、ラケットにあたったとしても、

自分の思ったところに打ち返すことは出来ないでしょう!

ボールと頭の位置関係

おわかりになりましたか?

打つボールの位置に対して、頭は必ず後ろにいるということです!

ゴルフ同じです!

打つボールの位置に対して、頭は必ず後方に位置させておきます!

これは、ボールを打つために、ゼッタイの鉄則だとおぼえておいて下さい!

まとめ

いかがでしたか?

ダウンスイングの形を説明しながら、スイングにおける大変に重要なこともご説明させていただきました。

まずダウンスイングのスタートは、トップの位置から

左足のかかとを地面にしっかりと踏み込むところからはじめます。

トップの形の骨盤を右足付け根上から、左足付け根にスライドして

一気に左脚の付け根に、体重が乗ります

左足8:右足2に逆転させます。

トップで出来た腕の形はキープしながら、

右肘を、右脇腹の内側(アドレス時の右肘の位置)に

引きつけて下ろします。

ダウンスイングの軌道について、知っておいてほしいことは、

クラブを上げるときの軌道と、下ろすときの軌道は違う通り道を通る!

そして、ダウンスイングのポイントの最後に、

しっかりとおぼえておいてことだ言葉!

『ヘッド・ビハインド・ザ・ボール』

トップの位置で、ボールよりも後方にセットした頭の位置

そのままボールの後方にキープさせておくことです!

これをしっかり身に付けるためには、壁に頭をつけて、カラダをスイングさせる

練習も効果的です!ぜひやってみて下さい!

とても重要なポイントです!

ぜひ忘れずに、常に心がけて下さいね!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

また次回をお楽しみに!

こちらの記事もご覧ください⇒ゴルフレシピスイング基本編Vol.7まっすぐとばすためのトップオブスイングとは?

ユージン
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