ゴルフは難しい!なかなか上手くならないし、時間もお金もかかる!もっと手軽にコースに出てゴルフを楽しめないものなのか?という声に応えるべく、ゴルフの根本でもある厳格なルール自体が今後大きく変えられることになった。ゴルフ離れは、日本だけの問題ではなく、もはや世界的な問題なのだと言うことが浮き彫りになっているのです。だからもっと出来るだけ簡単にゴルフ出来ないか?という声に応えるようにして、ゴルフクラブメーカーも様々な方針転換をしている現状です。その大きな流れが、ルール適合外のドライバー、いわゆる「高反発ドライバー」の人気です。改めておすすめ高反発ドライバーとはどんなものなのか、そして、それに合うグリップとはどんなものなのか、考えてみましょう。
高反発ドライバーとSLEルールとは?
ドライバーショットの飛距離はどんどん伸びています。筆者は学生時代にまだパーシモンヘッド(柿の木で作られたヘッド)とスチールシャフト,そして革巻きグリップの付いたドライバーを使っておりました。
大学を卒業と同時にゴルフメーカーに就職しましたが、その頃からカーボンヘッド、カーボンシャフトのドライバーが流行し、メタルヘッドのドライバーからやがて今につながるチタンヘッドのドライバーへ!ヘッドは年々大型化が進み、今日では460CCヘッドのドライバーが主流になるという変遷を辿ってきました。
当然のことながら、ドライバーの飛距離も伸び続けています。筆者も学生時代の飛距離を超えることがあります。スイングもシンプルになりドライバーが進化しているから当然なのでしょう。
しかし、スイングをシンプルに、ドライバーの性能を生かすような振り方をしないと、いくら道具が進化しても、飛距離を伸ばすことは出来ません。
「そんなこといっても今更スイングは変えられないよ!でも飛距離の出るドライバーが欲しい!」というあなたのために、「高反発ドライバー」という禁じ手にメーカーは手を出したのであります!
ゴルフにおいて、ボールの飛距離を決めるものの要素の一つに、ドライバーの反発係数(COR)が挙げられます。
何の規制も無ければ、フォームをしっかりと固めるだけで、後はひたすら反発係数の高い、いわゆる高反発ドライバーに変えていくだけでどんどん飛距離は伸びていきます。
しかし、どのようなスポーツにも制約はつきもので、ゴルフ界にもそれを規制するルールがあります。
それが「SLEルール」と呼ばれるルールです。「SLE」とは「Spring Like Effect」の頭文字をとっており、ドライバーのボールを飛ばす力のことを指しています。
このSLEルールは「高反発ドライバーを規制するために作られたルール」です。
「反発係数0.83を超えるドライバー」=違反ドライバーであると定義されています。
このルールは2008年より施行されていますが、施行の裏側には行き過ぎたドライバーの飛距離競争があるといえます。
あまりにドライバーの性能自体に、飛距離がゆだねられるようになってしまい、ゴルフというスポーツの本質が失われてしまうことを危惧したの2大ゴルフ協会、USGAとR&Aが施行したルールです。
日本のゴルフ協会であるJGAは、R&Aの規定に準じているため、日本国内でもSLEルールに不適合なドライバーは、違反ドライバーとして扱われます。
現在、正式競技などの場で使われるドライバーは、SLEルールに適合しており、これを「SLEルール適合モデル」と言います。いわゆる低反発ドライバーです。
もしも、どのような場合でも違反にならないようなドライバーを買いたい、という場合にはSLEルール適合モデルから探すことで解決できます。
高反発ドライバーが、SLEルールに「違反」だとしていますが、何も法律に違反するようなものではありませんので、利用できるシーンによっては、高反発ドライバーを利用してゴルフを少しでも楽しめることが出来ればそれも良いと思います。
そこで、おすすめの「高反発ドライバー」を紹介したいと思います。
おすすめ!ぶっ飛び高反発ドライバー!
1位:PRGR 金egg ドライバー
大手メーカーが作る高反発と言えば、おすすめプロギアの金egg。2017年モデルが発表されました。
反発係数は大幅に上がり0.86。より球が上がりやすく、そしてつかまりやすく、やさしくマイナーチェンジ。シニアや球が上がらないというアベレージゴルファーでもやさしくぶっ飛ばせるドライバーです。
2位:アクセル ゴールドプレミアム2 ドライバー
つるやAXELの反発係数が0.86の超高反発ドライバー。高い弾道でぶっ飛ばせるおすすめドライバーです。
3位:カタナ 超高反発モデル ボルティオ NINJA PLUS 8802Hi GOLD ドライバー
KATANA史上最強の弾道で最大級の飛び。特注カスタムクラブ フジクラ製 オリジナル Speeder 361EVOLUTION シャフト装着。
4位:ファラオα ハイパー 12.0度
ゴルフネットワークのCMで大反響!超高反発フェースによる最大トランポリン効果!ハル常住氏の開発した渾身のおすすめドライバー!
5位: HAYABUSA
薄肉化にもかかわらず高強度のチタンフェース。ヘッド全体がバネのようにたわんで爆発力で飛ばす。
シャフトが秀逸おすすめ!球が曲がりにくい!ヘッドが後ろ側に長くなっており、球が上がりやすく捕まりやすいので、ただ飛ぶだけでなく確実にスコアアップに結び付く、飛びと安定性を実現しています。
その他、ショップが独自に高反発加工をして納品するというシステムを導入しているところもあるそうです!
高反発加工とは、フェース面を削って薄くします。薄くすることで反発係数を上げトランポリン効果でボールを飛ばすことが出来ます。
たとえば、キャロウェイからはルール非適合の高反発ドライバーは発売されていませんが、おすすめEPIC STAR ドライバーを高反発加工して納品してくれるショップがあります。
高反発ドライバーを効果的に使える!おすすめグリップの握り方
高反発ドライバーは、ヘッドの反発係数を上げることに加え、シャフトの軽量化と長尺化。そしてグリップの超軽量化も大きな特徴です。
クラブ重量が軽量化すればするほど、腕力でスイングするゴルファーは、クラブの性能を生かせない、クラブの進化の恩恵を受けづらいと言うことになってしまいます。
そこで、高反発、長尺ドライバーを使用するにあたり、ご自分のグリップの握り方をもう一度確認をおすすめします。
左右のバランスのとれたグリップで、しっかりクラブの恩恵を受けて下さいね!
オーバー ラッピンググリップ
オーバーラッピングのメリットは、利き腕となっている右手の力を抑えることができるため、インパクトまでに力が分散しない左手主導のスイングがしやすい点、左サイドのタメが作れて飛距離が出やすいという点です。また、フックで悩んでいる方にもおすすめのグリップです。
インターロッキンググリップ
インターロッキングは右手が使いやすく、フェースが開いてインパクトするクセがあるゴルファーにはおすすめと言えます。スライスしやすいゴルファーは試してみると防げる可能性があります。
テンフィンガーグリップ
スライスが直らない方、ボールが飛ばない方、ボールが上がらない方におすすめのグリップがテンフィンガーグリップです。特に、力がないと思っている人ほど有効なグリップです。
ゴルフスイングにおいて、右手と左手にはそれぞれの役割があります。まず、左手は支点となる、グリップエンドを止める役目があります。それに対して、右手はヘッドを走らせる役目になります。この右手の役割を最も効果的に行えるグリップが、テンフィンガーグリップなんです。
まとめ Q&A
Q ルールに適合しない「高反発ドライバー」は、あまり使わないほうが上達しますか?
A いいえ!大いに使ってドンドン飛ばして下さい!正式な競技や、コンペなどで使用を禁じるような大会などではない限り、プライベートラウンドでは飛距離アップを体感して、ゴルフを楽しんで下さい!おすすめします!
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