ドライバーの細いグリップと太いグリップ
基本的に細いグリップは握りやすいです。
握りやすいということは、手首も動かしやすくなります。
それにより手首の返りや、フェースターン、ボールをつかまえるという動きもしやすくなるのです。
そうなればドライバーで
「スライスでお悩みのあなたの球筋は、ドローボールに変身しやすくなる」
ということになるのです。
また、手首の可動域が広がることになるのですから、
グリップを細くするだけでヘッドスピードアップも期待できるということです。
つまり「飛距離アップ・ドロー系の球筋が打ちたいゴルファー」には、
細いグリップがおすすめと言うことです!
反面、「手首がよく動くようになる」ということは
「フェイス面がブレやすくなる」とも言えます。
そのため、一概にグリップが細ければ細いほど良いとは言えません。
もしあなたがドライバーで「引掛けボールが多くて困る」「チーピン(極端なフックボール)が出てラウンドが台無しになる」なんてお悩みがあれば、少し太めのグリップにすることで球筋が安定し、結果的に平均飛距離がアップするということにもなるのです。
だから、ドライバーでフックに悩んでいる人、
ボールをつかまえることが上手な上級ゴルファーなどは、
逆にグリップを太くして、手首が悪さをするのを抑えたりするのです。
球筋が安定すれば、気持ちよく振れるようになり、それによって飛距離アップという結果がついてくるという流れになるのです。
バッバ・ワトソンはグリップ10回巻き!
「アメリカPGAショー」で一部のメディアから注目されたのは、最新クラブではなく、ピンゴルフのブースに展示されていたバッバ・ワトソンの使用ドライバーでした。
彼は2度のマスターズ王者に輝いた人気選手であるだけでなく、
米ツアーの平均飛距離では2006年以降、1位が5回、2位が4回という“世界No.1の飛ばし屋”としても有名です。
そんなバッバ・ワトソンのドライバーと言えば、ヘッド、シャフトをピンク色にしていることでも有名ですが、
「PGAショー」で世界中のメディアが注目したのは、
実はその「グリップの太さ」でした。
見た目としては、
通常のドライバーのグリップの2倍以上の太さがあるバッバ・ワトソンのグリップ。
その太さの秘密は、下巻き(グリップ装着前に両面テープをシャフトに装着する作業)の回数にあります。
通常、グリップ交換などでも目にする下巻き回数は、1回もしくは2回です。
しかし、バッバ・ワトソンは、この下巻き左手側を12回、右手側を10回しています。
その下巻きをした上に、既製のグリップで最も太いタイプのグリップを装着しているのです。
パターでは極太グリップが世界的に流行?
実は、この極太グリップは、パターでは世界的に大流行しました。
数年前から、米ツアーでも、ジョーダン・スピース、フィル・ミケルソン、セルジオ・ガルシアといった大物選手が「スーパーストローク」の極太グリップをパターに装着して、華々しい活躍を見せていました。
その効果としては、
グリップを太くすることで、よりストローク中に手首の角度が安定すると言われてします。
実際に使って見ると、指ではなく手の平で握るくらいの太さなので、手首を返しすぎたりしにくい感じがあります。
なお、ジョーダンスピース選手が使用しているのはスーパーストロークのFLATSO(フラッツィオ)というシリーズでサイズは1.0を使用しているということです。
スピース選手は割と長い期間、グリップを交換せずに使うため、常に右手をあてがう部分は常にボロボロなんだそうです。
太グリップをまだスーパーストロークを装着したことがないという方は、ぜひ試してみて下さい。
ではドライバーでは“手打ち”を解消する効果があるのか?
ドライバーでも極太グリップの効果があるのか?
実際には、まだ使用者は少ないのですが、ツアーを見ていても最近はフィル・ミケルソンなどもドライバーのグリップは太めで、徐々に米ツアーではドライバーのグリップが太くなっている傾向があります。
その効果としては、パターと同じように“手首を回さない”というメリットによって、ドライバーでは“手打ち解消”につながることが期待できるでしょう。
まだまだ大流行とは言えませんが、
ドライバーグリップの極太化は、今後のゴルフギアのキーワードとして注目です。
安定感を作り出すグリップサイズ
グリップサイズ(コアサイズ)はグリップの内側に表示されています。
M60はメンズ用の0.60インチ、L58はレディース用の0.58インチ。
数字の後に“R”のあるもの(M60Rなど)は
ラウンド・タイプでバックラインなしを表します。
メンズ用はM60、M58、M62が一般的なサイズですが、外径は全て同じに統一されています。
コアサイズが小さくなる程肉厚になり握った際に太く感じます。
グリップが太くなるほどコッキングしづらくなり、ヘッドが走りにくくなるが、方向性を安定させることが可能です。
方向性を重視する場合は太めにすれば、ミート率・方向性の向上し同じバランスのクラブでも、軽く感じさせることができる。
こちらの記事もご覧下さい⇒ゴルフ初心者要注意!グリップの握り方基本方法
まとめ Q&A
Q ドライバーのグリップは、太い方が良いのですか?
A もしあなたが「引掛けボールが多くて困る」「チーピン(極端なフックボール)が出てラウンドが台無しになる」なんてお悩みがあれば、少し太めのグリップにすることで球筋が安定し、結果的に平均飛距離がアップするということにもなるのです。
だから、フックで悩んでいる人、ボールをつかまえることが上手な上級ゴルファーなどは、グリップを太くして、手首の動きを抑えたりすると良いでしょう。。球筋が安定すれば、気持ちよく振れるようになり、それによって飛距離はアップします!
逆に、スライスでお悩みのあなたの球筋は、ドローボールに変身しやすくなるということになるのです。手首の可動域が広がることになるので、グリップを細くするだけでヘッドスピードアップも期待できます。
つまり「飛距離アップ・ドロー系の球筋が打ちたいゴルファー」には、細いグリップがおすすめと言うことです!
こちらの記事もご覧下さい⇒松山英樹が信頼するファイテンブレスレットの効果とつけ方
こんにちは!
おいしいゴルフしてますか?
ゴルフスイングコーディネーター山田友人(@yj_golfrecipe)です。
ゴルフクラブを構成するのは、「クラブヘッド」「シャフト」「グリップ」の
3つのパーツです。
その中で、一般アマチュアゴルファーがすぐに気にするのが
『クラブヘッド』のデザイン。
次に『シャフト』の特性。
最後に『グリップ』をちらっと気にするという順番でしょう。
グリップは消耗品で、しかも一番安価な部品なので、あまり気にしないで使っている人が多いのが現状です。
しかし、グリップはプレーヤーとゴルフクラブの唯一の接点!
決しておろそかに扱ってはなりません!
特に、ドライバーのグリップは自分の手に合う太さなのかどうかが
とても大切です。
では、自分に合っていない
細いグリップを使うとどうなるか?
太いグリップを使いとどうなるか?
今回はグリップについて、しっかり注目してみてください!