コツその1・簡単なクラブを使うこと
ドライバーショットの飛距離を伸ばすため大切な3つの要素は・・・
- ボールの初速
- 打ち出し角度
- スピン量
これらの数値を上げるために、ドライバーのヘッドは日進月歩、研究改良されています。
もしヘッドスピードが今のままであっても、上の3つの数値を最適化することによって、あなたの飛距離はもっと出せるということになります。
飛距離を決める大きな要素となる「ボールの初速」と飛距離関係を数式で示すと・・・
ヘッドスピード × ミート率 = 初速
初速 × 4 = 飛距離
ボールの初速を上げるためには、「ミート率」というのは、切っても切り離せない関係にあるものなのです!
つまり「ミート率を上げれば、初速が上がる」「初速が上がれば、飛距離は伸びる」ということになるのです!
じゃー、具体的には何をすれば良いの?
まずは、やさしいドライバーを使うこと!
これがコツです!
チェックポイントは、ロフト角度、シャフトの硬さと長さ。
それに、クラブ全体の重量です。
ロフト角度
一般的に市販されているドライバーのロフト角度は、
メンズで、9.5度、10.5度、12度くらいです。
レディースでは、11度、13度、13.5度などがあります。
ロフト角度が多いと、ボールが上がり易くなる。
だから、飛距離が落ちる!
ロフト角度が少ないと、ボールが直進するから空気抵抗を受けにくい。
だから、飛距離が上がる!
そう考えている人も多いと思いますが、これは必ずしも正解ではありません。
飛距離が出ないとパワー不足やヘッドスピードがあまり上がらない人には、ボールの打ち出し角度が最適な角度(弾道測定器で14~17度くらい)になるようなロフト角度のドライバーヘッドを選ぶとよいでしょう。
つまり、ヘッドスピードが40以下のゴルファーは、ロフト角12度くらいをチョイスすべきです。
レディースでは、ヘッドスピード30以下のゴルファーは、13度くらいのロフト角度のドライバーヘッドをおすすめします!
まずは、ボールが上がらなければ、飛距離は出ない!
だから、多めのロフト角度のドライバーヘッドを選ぶべし!
これがコツです!
シャフトの硬さ
シャフトは、軟らかいもの程、早く振れます。
つまり、ヘッドスピードがアップして飛距離が伸びます。
しかし、自分のパワーに対して軟らかすぎると、手で振りにいってしまい
方向性が不安定になり、ミート率も落ちる場合がある。
そこで、パワーに応じて、ある程度の硬さのものを選ぶ必要があります。
自分で無理なくスイングした時に、振りやすいと感じる硬さのシャフトを選んでください。
硬いシャフトを無理して使っても、飛距離アップにはつながりません!
特に男性の場合、見栄でSシャフトを使っていて、振りづらいなと思ったら、積極的に軟らかいシャフトに挑戦してみるべきです!
Sシャフトを使っている人は、SRシャフトにかえてみる。
S Rシャフトを使っている人は、Rシャフトを試してみてください!
振りやすいと感じたら、換えるべきです!
これがコツです!
シャフトの長さ
シャフトは長いほうが飛距離が出ます!
かつて、47インチだの48インチだの、いわゆる長尺ドライバーがブームになりました。
理論的には長いほうが飛距離アップするのですが、
やっぱり長いとちょっと振りにくい!
皆さんも、自分でいちばん振りやすいクラブってありますよね?
ユーティリティーの4番がいちばん振りやすい!とか
9番アイアンがいちばん振りやすい!とか、それって自分にとって何があっているかの、重要な目安なので、素直にその感覚を大切にして下さい!
ドライバーのシャフトチョイスの際にも、自分の感覚を大切にして
長いシャフトでも苦にならないか、やっぱり長いと振りづらいと感じるか?
ちょっとでも長いほうが飛ぶからといって、無理して長いシャフトを使うというのが一番よくありません!無駄な時間を費やすことになります!
ドライバーのシャフトの長さの目安は、43インチから45インチくらいのものを
試してみてください!
やっぱり長いとちょっと振りにくい!と感じたら、素直に短めのシャフトの
ドライバーを使用すること!
これがコツです!
クラブの重量
ゴルフに限らず、道具を使うスポーツにおいては、扱う道具は軽ければ軽いほど扱いやすい、簡単ということです!
つまり、振りやすくなるということです。
振りやすくなれば⇒ヘッドスピードがあがる⇒ボール初速アップ!
しかし、気をつけなければいけないのは、
振りやすい⇒腕だけで簡単に振ってしまう⇒手打ちスイング⇒方向性悪化!
⇒ミート率低下⇒飛距離ダウン!
という悪循環を生み出してしまう危険性もあります。
クラブ重量を感覚的につかむ為には、全体的に軽い!と感じるのではなく
クラブヘッドの重さを感じることです!
ボールは腕で打つワケではなく、クラブヘッドで打つので
クラブヘッドの重さを敏感に感じ、クラブの先端が走る感覚!
これを感じるためには、たくさん素振りをして下さい!
これがコツです!
コツその2・自分に合ったアドレス
自分のカラダの柔軟性に目を向けて、クラブを振る前に、気をつけてほしいコツもあります!
セットアップの時、スタンス(足のセット方法)を変えるだけでも飛ばすことが出来ます、
基本は、スクエアスタンス
ボールと目標を結んだ線に対して、両足(かかと)、両膝、腰、肩の線が
平行になるスタンス。
飛距離が出なくなった人の多くは、バックスイングが小さくなっている!
これは、カラダの柔軟性がなくなり肩の可動域が小さくなっているということ。
そんな人にオススメしたいのが、クローズドスタンス!
ボールと目標を結んだ線に対して
右足を引いたスタンス(肩の線は目標線と平行)
あらかじめ、バックスイングが回った状態にセットアップできるという利点があり、ボールをしっかりとらえられる確率がアップします!
ついでに、グリップもストロンググリップにしてみましょう!
左手の握りを、深くします。物を上からつかむような形で、左手親指は
グリップの右サイドに添えている形です。
これも、確認してみて下さいね!
大きなコツです!
コツその3・脱力すること
自分に合った、簡単なドライバーをチョイスして、
自分に合ったアドレスで、スムーズに振ることが出来たら、
実際にボールを打つときに、常に意識しておきたいのが、
肩と腕の脱力!
ドライバーの飛距離を伸ばそうとして、やってしまう一番の間違いは
インパクト、つまりボールを打つときにチカラを入れてしまうこと!
飛距離は、パワーで出すものではなく、スピードで出すものです!
そしてそのスピードは、脱力によって生み出されます。
では、脱力をするためのドリルです!
- クラブ(ドライバー)を用意します
- クラブを逆にして、右手でドライバーのネックあたりを握ります
- バックスイングを大きくとって、力一杯振ってください
- フォロースルーのあたりで、ビュン!と風を切る音を出す
- 右手で出来たら、次は左手でやってみましょう!
- 両腕ともうまくビュン!と風を切る音を出すこと!
この腕のチカラ加減のまま、通常通りグリップして、素振りしてみてください。
ヘッドの重さを感じるようになるはずです!
その感覚がつねに感じられるように、いつでも脱力ドリルをやってください!
まとめ
いかがでしたか?
この3つのコツをチェックして、あなたの飛距離アップにつながればと願います!
でも、ゴルフはあくまでも飛距離を競うスポーツではありませんから
ドライバーからアイアンまで、同じリズム、同じ力感で振れることが
大事です!
大切なのは、距離感がいつも一定にキープ出来ることです!
バランス良くクラブを振ること!
そのためには、たくさん素振りをして下さい!
素振りこそ、飛距離アップの一番のコツだといっても過言ではありません!
ボールをいっぱい打つよりも素振りをいっぱいして下さい!
自分とクラブの連動を感じられるまで素振りの練習をすれば、
飛距離アップは間違いなく約束されます!
こちらの記事もご覧下さい⇒松山英樹が信頼するファイテンブレスレットの効果とつけ方
ゴルフスイングコーディネーターの山田友人です!(@yj_golfrecipe)
コースに出れば、みんな1ヤードでも飛ばしたい!と思っているようで
あたるか当らないかという心配をしながらも、飛ばしたい!と思っている!
キャリアを積んだゴルファーでさえも、同じようです。
過去にはもっと飛んでいた!
あのバンカーは越えていたのに!
そんな思いが強くなりすぎて、自分のスイングを忘れて
「オレはデシャンボー!400ヤードショット!おりゃー!」
っとなって、フィニッシュで倒れそうになっている人
よく見ます・・・。
ニュース画像より
気持ちはわかりますが、ゴルフクラブの使い方としては、間違っています!
ドライバーの飛距離を上げるためには、冷静になって、飛ばすためのコツ!
このコツをしっかりと理解して、鬼の形相で飛ばそうとせずに
涼しい顔で、軽ーく飛ばして見ませんか?
さあ、このコツを冷静にご理解いただき、丁寧に実践してみて下さい!
今回も最後までしっかりとチェックして、
まっすぐ遠くへ飛ばすための、重要なヒントをつかんでください!