今回は、2019年9月発売のブリヂストンから発売の『TOUR B JGRアイアンHF3』の評価がすごく高いということで、その性能について書いてみます!
約20年間、某タイヤメーカーのゴルフクラブ販売会社に勤務していた経験からすると、いま各メーカーが競って開発販売されているアイアンは本当に高性能で、一昔前ならば1セット何十万円するの?って思うようなのアイアンが価格は1本2万円前後と、あまり変わらずに販売されているという現状には驚かされます!
その性能のすごさ!とりわけ飛距離については、いままでの常識を塗り替えるものになっています!
我々古いゴルファーも認識を変えて、進化した飛び系アイアンを受け入れるときが来たのかもしれません!
ブリヂストンゴルフTOUR B JGRアイアンHF3ここがすごい!
まず、前作HF2,前々作HF1と比べてフォルムがカッコイイ!
タイトリストのアイアン「718 AP3」と似ていますよね!
飛び系アイアンは、どうしてもヘッドのシャープさに欠けるモデルが多いのですが、これはキャディーバッグに入っていてカッコイイと思えるアイアンだ!
こう思えることって、ゴルフクラブを選ぶ時にはとても重要なんです!
たとえば、ラウンド中にミスショットをした時でも「このクラブは、何となくここがイヤなんだよな・・・。」というところがあると、クラブのせいにして自分のミスを受け入れない、素直に反省して切り替えてプレーを続行出来なくなってしまう。
だから、見た目は絶対に大事です!軽視してはいけません!
そして、なんといっても飛距離性能アップです!
SP-COR(サスペンションコア)・・・6年がかりで開発したという、ヘッド内部に装着されたポリマー(消しゴムよりも柔らかい素材)が振動を吸収して、反発をコントロールし飛びと打感を大きく向上させています。
試打したゴルファーの平均が、1番手から1番手半(10ヤード~15ヤードくらい)は、飛距離の違いを実感しているようです。
上記の表のように、ロフト角度はストロングになっていることが、飛びの大きな要因です。
アスリートモデルのアイアンは、7番アイアンで通常31~33度ですが、TOUR B JGRアイアンHF3は、7番アイアンでロフト28度です。
それだけにとどまらず、フェースをより薄くすることにより弾きが増していること、そしてフェースの内側にディンプルフェース加工を施し、ミスヒットした時の許容性も大きく向上しているのです!
マイルドな打感の進化系飛びアイアン!
「簡単に飛んでくれるわりに、打感がしっとりしている。もっとフェースが弾くような打感かと思いきや、打感はやわらかいです」
「ストロングロフト角に対して球の打ち出しが高く、高弾道で飛んでくれます。弾道が高いので、グリーンにも止められる球だと思います」
評価は高く、試打の感想をこのように述べるゴルファーがほとんどだ!
距離を打ち分ける必要があるアイアンの場合、一概に飛ぶのが正義とは言えないけれど、簡単にまっすぐ飛ばしやすいのは間違いないです。
このアイアンに採用された薄いフェースをサスペンションコアが裏側から支えることで、ギリギリ適合かつ高い反発性をキープし、その上でオフセンターヒットでも高初速エリアが広く、吸い付くような打感の恩恵まであったということ。
そして、そもそも球が曲がりづらいアイアンが出来た!
理由は複合構造のアイアンとは思えないほど、打感が柔らかい。(軟鉄鍛造と誤解するほど)
しかも、打点をトゥやヒールに激しく外しても、気持ち良い打感と共に、タテ距離、横ブレも極めて少なく、アゲンスト風の中、ヘッドスピード40m/秒のゴルファーが、平均して7Iで190ヤード弱を打てる。
打感も反発も急激な進化で、今後は複数のメーカーが研究を始めて追随してくると思う。
飛び系アイアンでゴルフは簡単になる?
ゴルフクラブは、どんどん進化を続けている!
かつては、ロフト角度の立っているクラブは難しいアイアンであった。
それが今は、ストロングロフトにしてやさしく打てて、高弾道の球が打てるという時代になっている。
隔世の感がある・・・。
かつて、2番アイアンや3番アイアンをしっかり打てるようになりたくて、練習を重ねた日々がむなしいような気もしてくる。
ありがたい時代なのだから、過去のアイアンの番手と距離のイメージは払拭して、その恩恵をフル活用してゴルフを楽しめば良いと思う!
ゴルフは簡単になった!と言い切れないのが、グリーンから100ヤード以内のショットの精度が問われるのがスコアメークのカギなので、飛び系アイアンを使用した場合、ピッチングウェッジ以下のウェッジのセッティングが問題になってくる!
ピッチングウェッジ以下のクラブを、3本、場合によっては4本入れるというような必要性が出てきます。
例えば、ピッチングウェッジのロフトが45度だったら、その下に49度、53度、57度と4度刻みで用意すると「ウェッジ4本体制」になるわけです!
ここは、しっかりと自分の飛距離をチェックして、その隙間の距離を埋めるウェッジの選択を研究しなくてはならない!
まとめ Q&A
Q ブリヂストンゴルフJGRアイアンHF3は、初心者ゴルファー向けの飛ばない人が使うアイアンなのですか?
A いいえ、決してそうではありません。
このクラブの新しいテクノロジーに共感して、テストをして、女子プロゴルファーの三ヶ島かなプロや渡邉彩香プロ、松田鈴英プロなども使用しているといいます。
また、男子プロでは片岡大育プロなども使用テストをしているということです。
アスリートモデルのアイアンを使っていた人達も、いち早く飛び系アイアンの恩恵を活かして、より良いゴルフをめざしているのが、現在のゴルフ界です!
こちらの記事もご覧下さい⇒ゴルフクラブ・ブランド別アイアンの特徴