女子ゴルフ青木瀬令奈プロの飛距離が出なくても勝てるスコアアップ術とは?

おいしいゴルフ楽しんでますか?

ゴルフスイングコーディネーターの山田友人です!(@yj_golfrecipe)

女子プロゴルフトーナメントは、毎年新しい力が台頭し、目が離せないほど活気にあふれています!

ドライバーの飛距離をみても、トップクラスは250ヤード以上!

特にビックドライブで話題の神谷そらプロなどは、平均270〜280ヤードのロングドライブを誇っています。

そんな中、筆者がもっとも注目したい、そしてお手本にしたい女子プロゴルファーは、青木瀬令奈プロです!

青木瀬令奈プロのドライバーの飛距離は、平均220ヤード!

一般男性アマチュアゴルファーと同じくらいですね。

しかしながら、毎年優勝を成し遂げ、飛ばし屋揃いのトーナメントのなかで、堂々と優勝争いを繰り広げています!

レベルが高かったと言われる2023シーズンは2勝をあげ、通算優勝回数を4勝としました。

では、ドライバーの飛距離220ヤード(ランク89位)の青木瀬令奈プロが、飛ばし屋の若手ゴルファーの中にあって、なぜ優勝争いができるのか?

そのゴルフを学ぶことは、我々ゴルファーにとって、大いに参考になり、上達のヒント満載です!

さあ、今回は青木瀬令奈プロのゴルフをしっかりチェックして、スコアアップの重要なヒントをつかんでください!

青木瀬令奈プロのゴルフとは?

青木瀬令奈プロは、1993年2月8日生まれ、群馬県前橋商業高校の出身。

身長153センチ、体重50キロと小柄。

宝塚歌劇のファンというのは有名で、ピアノ、歌も得意!

ゴルフのスタッツをみると、2023年優勝2回、トップ10入り8回と素晴らしい活躍でした。

前述したように平均飛距離は224ヤードで89位。前年の96位(219ヤード)からは上がったものの、やはりパーオン率は81位(62%)と、飛距離不足の結果、楽なゴルフとはいかない状況です。

しかし逆に上位にランクしているのは、飛距離は足りなくても、確実にドライバーでフェアウェイをとらえている、フェアウェイキープ率が75.5%と4位!

パーオン率は低くても、パーオンしなかったホールをパー以下でホールアウトする割合、リカバリー率は3位(69.2%)となっています!

その他、グリーン周りのバンカーから2打以下でホールアウトする割合、サンドセーブ率は2位!

そしてグリーン上での平均パット数は12位(1.77)。ちなみに2022年の平均パット数は1位でした!

このように、ドライバーの飛距離を補うために、方向性を重視してしっかりフェアウェイをキープし、パーオンしなくてもアプローチやバンカーショットなど、小技を磨き、パッティングには自信を持ち、スコアをまとめ優勝争いをしているのです。

青木瀬令奈プロは、それぞれの場面において、どのような考え方でゴルフをマネージメントしているのか、具体的に見ていきましょう!

青木瀬令奈プロのドライバーショット術!

青木瀬令奈プロの飛距離は、平均220ヤード。

決してそれに満足している訳ではないが、無理して飛ばすことによって生じるリスクを考える。

それは、正確性を落とすこと!

飛んだとしても、フェアウェイを外しては、意味がない!

「もっとも大事なのは、”ミート率”!芯に当てること!」だという。

では、青木瀬令奈プロが正確性を保つために気をつけている、ドライバーショットのポイントは、どこなのかをチェックしていきましょう。

  • 下半身が安定していることにより、上半身のアクションが大きくなる
  • 下半身の安定と前傾姿勢、前傾角度のキープ!
  • 腕と肩の力をぬいて、スムーズに振る!
  • お腹よりも下に力を入れて、前傾キープとバランスキープ!
  • 左右の股関節に重心を入れ替えてスムーズにカラダを回転させる
  • フォロースルーでも前傾角度をキープして、斜めにボールを見る意識

いかがですか?

正確性を保つたのポイントは、まずは、下半身の安定にあります。

だからといって、両足を思いっきり広くしてスタンスをとるということではありませんよ!

あくまでもスタンスは、上半身のアクションをスムーズにするために必要なスタンス幅、つまり、肩幅を基準に1〜2足程度開くくらいです。

そして、腕ではなく、お腹の下に力を入れること。

もっとも大事なチェックポイントは、前傾姿勢のキープです!

スイングチェックができたら、実践のコースでも絶対にチェックしなければならないことがあります。

青木瀬令奈プロは、ティーイングエリアで必ずチェックしていることがあります。

ティーショットは、プレー中、唯一ボールを打つ場所を選ぶことができるのです。

したがって、できるだけフラットで構えやすい場所を選ぶことです!

アマチュアゴルファーは、少しでも前にティーアップして打とうとする人が多いですが、ティーアップする場所はスタンスをとったとき、平らなところを選ぶこと。

そのためには、ティーマークから2クラブレングス分、後方に下がれることを忘れずに、後ろも活用しましょう!

カラダが安定して、上下動の少ないスイングをするためにも平らな場所にティーアップすることはとても重要です!

また、どんな球筋を打ちたいかをイメージして、ティーアップすることも大切です!

したがって、ティーイングエリアのロケーションをしっかり確認することも大切です!ティーマークの右から景色を見るのと、左から見るのではイメージがかなりちがってくるものです!

ぜひ、あすから実践してみてくださいね!

青木瀬令奈プロのスコアアップコースマネジメント術!

フェアウェイウッドの達人

青木瀬令奈プロは、ドライバーの飛距離が他の女子プロよりもないため、セカンドショットを最初に打つケースが多くなります。

クラブも必然的に大きなクラブを選択することになります。

フェアウェイウッドの達人と呼ばれるほど、精度の高いショットを打ちます!

青木瀬令奈プロのキャディバッグの中には、他のプロよりも多くのフェアウェイウッドが入っています。

最高の武器は、9番ウッド!

大きいクラブで、飛ばし屋の選手よりも、先にグリーンをとらえ、しかもピンに寄せることが気持ちいい!と言います。

ですが、一緒に回っている選手にとっては、プレッシャーになりますよね!

それは、間違いなく上位選手へのボディーブローになります!

青木瀬令奈プロのフェアウェイウッドの練習量、それに裏付けされた成功体験が自信につながり、さらに精度が上がってくる!

フェアウェイウッドの精度は、極限の再現性を求めて、カラダの上下動をより少なくすることだという。

100ヤード以内のアプローチ

青木瀬令奈プロは、100ヤード以内のショットは「すべてカップインさせるつもりで打つ!」と言います!

飛ばないから100ヤード以内が勝負!

いつでも攻める気持ちを大切に、綿密なイメージを作ります。

実際にショットをするときに、もっとも嫌いなのは「インパクトでゆるむこと!」

アプローチショットは、飛距離を出すショットではなく、正確な距離と方向性を重視するので、通常のショットのようにユルユルに脱力して、クラブヘッドを走らせるわけではありません。

インパクトで、ヘッド軌道やフェースの向きがブレないように、通常よりもグリップをしっかり握ってヘッド重量に負けないようにする!ゆるまないようにすることを心がけなければなりません!

ちなみに使用するクラブは、58°のウェッジを基本に考えている。

使用するクラブ選びに迷いがあると、ショットに良い影響は与えません!

1本のクラブをしっかり練習して、自信をつけ、得意クラブにすること!

参考にしてください!

青木瀬令奈プロのパッティング術!

練習グリーンでの準備

スタート前、練習グリーンで青木瀬令奈プロが必ずやっていることがあるそうです。

ボールを打つ前に、練習グリーンでそのコースのグリーンの情報を得ること。

その方法は、ズバリ「練習グリーンの芝を手で触ること!」

  • 芝面を5本の指でしっかり押して硬さを確認
  • 芝の長さや葉の太さなどをチェックする
  • 芝の湿り気や砂の混ざり具合をチェックする

ルールとして、ラウンド中にはコースに出てからグリーン面を手で触れるとペナルティーが課せられます。

だから、練習グリーンでの情報収集がとても大事になってくるのです!

次に実際にボールを転がして、練習をする場合のチェックポイント。

  • 4〜5メートルの距離で、その日のフィーリングを確認
  • ロングパットから始めて、ストロークがスムースに動くようにする
  • ショートパットで、フェースの向きが狂っていないか方向をチェック

パッティングフォームのポイント

青木瀬令奈プロのパッティングで、大事にしているポイントは・・・

  • アドレスでターゲットラインと肩のラインを平行にする
  • 下半身をしっかり固定する
  • 頭を絶対に動かさないこと
  • 手首を使わず左腕とグリップとの角度を変えないこと
  • 狙った方向に安定して打ち出せること
  • ボールを順回転させること
  • 距離感を整えるため、ボール初速を一定にすること

パターヘッドの動きをスムーズにするためには、肩の力をぬいて肩がスムーズに動かすことです!

そのためのコツは、アドレスした時に、首を長く伸ばして、肩をストンと落とした状態をつくることです。

大切なのは、動くべきところ(パターヘッド)をスムーズに動かし、止めるべきところ(下半身、頭)をきっちり固定することです!

まとめ

いかがだったでしょうか?青木瀬令奈プロの様々なチェックポイント。

とかく、飛距離ばかりに心を奪われがちですが、飛距離を補うためにはフェアウェイウッドがうまく使えるようにする!

100ヤード以内は、カップに入れる気で打てるようにする。

アプローチ、パッティングを成功させるためには、事前のチェックとアドレスのチェックを怠らないこと!

誰でもできることでも、誰もが怠ってしまう・・・。

青木瀬令奈プロは、ラウンド中、常にしゃべっているそうです。

独り言を言いながら、自分のペースをつかむのと同時に、すべての確認作業をしているそうです。

「飛ばないこと」をネガティブにとらえるのではなく、逆に強みに変えている!

その強みは、徹底した練習と準備によって自分をとことん信じ切れるようにすること!

青木瀬令奈プロのストイックさを、我々も少しでも学ぶべきでしょう!

ユージン
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