ゴルフの楽しさは、いろいろとあります。でもやはり、ドライバーの飛距離がどれくらい飛んで、スコアがどれくらいだったら良いのか?と、気になっている初心者ゴルファーも多いと思います。
飛距離は、打ってみなければわからない、スコアもやってみなければわからない!なんていうゴルフよりも、やはり平均してどれくらい飛んで、どれくらいのスコアでラウンド出来るのか?というのが問題です!
では、初心者ゴルファーの目標スコアは、平均どれくらいに設定すればよいのか、またそのスコアを作るにはどのようなコースマネージメントをしたらよいのかを考えてみましょう!
アマチュアゴルファーの平均スコアは110以上?
さて、このブログを覗いてくださった、あなたのゴルフの平均スコアは、どれくらいですか?
ベストスコアではなくて平均スコアです!
意外にこの質問を周りのゴルフ好きな人たちにしてみると、答えがすぐに返ってきません。
ベストスコアなど良い記録については、大体覚えているのですが、悪かったスコアは記憶に残っていないもので、平均がどれくらいかを聞かれてもすぐには答える事が出来ないようです。
では、まず一般的アマチュアゴルファーの平均スコアについて、見てみましょう!
アマチュアゴルファーの驚くべき平均スコア
早速ですが、一般アマチュアの平均スコアはどれくらいになるのでしょうか?
平成24年に日本パブリックゴルフ協会が調査したアンケート調査結果を参考に見てみましょう。
(平成24年度 調査・研究事業報告書引用:公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会)
この調査結果によると、アンケートに回答した全ゴルファーのうち、約38%のゴルファーは平均スコアが90台である事がわかります。
そして、ゴルフ歴別に見てみると、全回答者のうち、約44%のゴルファーがゴルフ歴21年以上のベテランゴルファーであるという事がわかります。
また、このアンケートの回収率が約60%という事もあり、かなり熱心な熟練者による回答が多いという事でした。
そういった観点で読み込んでいくと、ゴルフ歴10年以内のゴルファーの平均スコアは圧倒的に110台以上のスコアに推移しています。
10年以内の若手ゴルファーの回答者割合が約30%、アンケートに答えていない人を考えると、大多数の人間が110台以上の平均スコアであると考えられます。
もちろん、これは年に数回しかラウンドしないゴルファーの数値も含まれているものですが、それでも驚きの結果です。
さらに、全体の約44%のアマチュアゴルファーが平均スコアで100を切る事が出来ないという結果にもなっております。
これを10年以内のキャリアのゴルファーで考えてみると、平均スコア100を切っているゴルファーは数えるほどである事が推測されますね。
そして、さらに驚くべき事として、半数近くを占める21年以上のキャリアのゴルファーでさえ、100を切れないゴルファーが多い事がわかります。
やはり、アマチュアにとって“100の壁”というものは決して低くなく、非常に高い壁であるという事のようですね。
”100の壁”を破るための意識改革!
初心者ゴルファーは、スコアを作ろうにも、まずボールにきちんと当るかどうかが心配で、ボールコントロールなど出来ないのが大半のゴルファーです。
いざコースに出てみると、練習場での緊張感の数倍の緊張に襲われ、さらに当らなくなってしまうものですから、平均して比較的当りやすい、自分なりの得意なクラブを作っておくことが必要です。
たとえば、男性の場合であれば8番アイアンで120~140ヤードくらいの距離を平均してまっすぐ打てるようにしておくことや、ピッチングウェッジで100ヤードをまっすぐ打てるように練習することなどを、おすすめします。
女性の場合であれば7番アイアンで80~100ヤードの距離を平均して打てることと、ピッチングウェッジで30~60ヤードくらいを目安に平均飛距離が安定してまっすぐ打てるような練習をすることをおすすめします!
そして、男女を問わずもっとも大切なのは、パッティングの練習です!パッティングの平均ストロークは1ホールで2打、9ホールで18打、1ラウンド18ホールで36打です。
プロでもアマチュアゴルファーでも、初心者でも、パターの練習を毎日習慣にすれば必ず平均ストローク36打前後では納められます!
どんなに苦労をして良いショットを打ってグリーンに乗せたとしても、平均パット数が40打以上打ってしまったら、100の壁は到底破ることはできませんから!
ゴルフコースのマネージメントでもっとも意識改革してほしい観点は、コースを逆さまに考えて攻めることです!
つまり、ティーインググランドから考えるのではなく、グリーンから考えるということです!
クラブは、ドライバーから考えるのではなく、パターから考えるのです!
ドライバーショットの飛距離をアップさせて、方向性を良くしてフェアウェイをキープするのは、プロでも気を遣うショットなので、初心者がドライバーショットを平均的に安定させたいと思っても相当な時間が必要です。
パッテイングやアプローチショット、100ヤードのショットを正確に打てるように練習時間を費やしたほうが、効率的にスコアを作ることにつながるものです!
コースマネージメントはコースを逆さまに考える!
意識改革をして、コースを逆さまに考えて、自分の中でダブルボギーをパーに置き換えていく事もスコアアップのカギになります!
つまり、パー4であれば4打でグリーオンして2パットで上がる事を目標とし、パー5であれば5オン2パットを目指すのです。つまり“パーの数でオン”をすればいいのです。
そして、パー3のホールでは2打でグリーンオンさせることは、大いに可能性が高いですから、ダブルボギーではなく、ボギーであがれる計算が成り立つわけです!
このように考えると非常に気持ちが楽になるもので、リラックスしてショットを打つ事が出来るようになります。
パー4のホールは、300~400ヤードのホールと考えれば、100ヤードずつ打ったとしても4打では届くという計算になるのですから、そう考えればとても気楽にラウンド出来ます。
それに、パー3のホールでも結果的にパーがついてくる事もあるので、途中どこかで叩いてしまったとしてもリカバリー出来てしまう事もあります。
先ほどの事にもつながってくるのですが、ドライバーというのは一番曲がりやすいクラブですから、いっその事ドライバーを封印し、5番ウッドやユーティリティークラブ、アイアンを使ってティーショットしてもいいと思います。
このような意識を持ってラウンドを重ねていく事で、まずダブルボギーペースの108で平均ラウンドすることが出来るようになれば、あるとき100を切る事が出来、それが3回に1回は100を切る事が出来るようになって、いつかは安定して100以下を出す事が出来るようになります。
まとめ Q&A
Q 初心者ゴルファーは、どれくらいのスコアを目指して練習するとよいのでしょうか?
A まずダブルボギーペースの108で平均ラウンドできるように、練習することをおすすめします!
ショットの練習は、100ヤード前後を正確に打てるクラブを、得意クラブに出来るくらいに練習してみて下さい。
もちろん、パッティング練習もお忘れなく!
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