2018年ノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑(ほんじょ・たすく)教授。ノーベル賞の会見でゴルフが大好きで、エージシュートしたいっておっしゃった方は記憶にない!医学生理学賞って言われただけでは、かなり難解なもので近寄りがたいですが、ゴルフ大好き人間とお聞きして、とても身近な存在にすら感じました。ノーベル賞を受賞される大学教授の方は、ゴルフを趣味にされている先生が多いようですね!2015年ノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれた、北里大学特別栄誉教授の大村智さんも、ゴルフが大好きだ!研究成果につながるきっかけになった微生物を静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコースで1973年に採取した土から見つけました。大村さんは、ゴルフに夢中になって「検査入院した時に看護婦さんを『キャディーさん』と呼んでしまい、何度も看護婦さんをびっくりさせた」そうです。本庶佑教授もゴルフへの愛は半端ない!そうです。京大で本庶佑さんと一緒に研究を行っている茶本健司准教授によると本庶佑さんは“最後はゴルフ場で死にたい。ショットを打ってグリーンに乗った後、その場で倒れるのが理想”とおっしゃっているようなんです。本庶佑さんのゴルフ愛と、本庶佑さんが目標に掲げていた”エージシュート”とはどんなものなのかを解説致しましょう!
本庶佑教授とゴルフと阪神タイガースと
本庶佑教授は、1942年1月27日生まれ、76歳。
京都市出身。山口県立宇部高、京都大医学部卒。米カーネギー研究所や米国立衛生研究所の研究員などを経て79年に37歳で大阪大教授に就任。84年に京都大教授となり2017年特別教授。静岡県立大や神戸市の先端医療振興財団の理事長を歴任。免疫反応で多様な抗体が作られる仕組み「クラススイッチ」の発見もノーベル賞級の成果とされる。恩賜賞・日本学士院賞、ロベルト・コッホ賞などを受賞。文化勲章、文化功労者。自分の知りたいことを研究する」をモットーとし、ゴルフとおいしい食事がパワーの源だと語る。
ノーベル賞受賞記者会見の質疑応答の中で「これからいちばんやりたいことは?」と、尋ねられると、本庶佑さんは「いちばんやりたいのはゴルフの『エイジシュート』です。」と答えられました。
「私は76歳ですからゴルフでスコア76を出したい」と、ゴルフで自分の年齢以下のスコアでラウンドをしたいと述べました。
本庶祐さんのベストスコアは78ということなので、76歳のうちに76でラウンドすることも、決して遠い夢ではありません!
「そのために筋力トレーニングと毎週、欠かさずゴルフをして、家でもパターの練習をしています」と笑顔で答えました。
また、ノーベル賞よりもうれしいことというエピソードとして「私はゴルフが好きなので、ゴルフ場にしょっちゅう行きますが、ゴルフ場に来ているあまり知らない人がある日、突然やって来て、『自分は肺がんで、これが最後のラウンドだと思っていたのが、あなたの薬(オプジーボ)のおかげでよくなってまたゴルフできる』と。そういう話をされると、これ以上の幸せはない。自分の生きた存在として、これほどうれしいことはない。これは僕は正直いって、どんな賞をもらうということよりも、それで十分だと思っています」と述べられました。
本庶佑さんは後輩の方に、「オレはゴルフが上手い。それは四六時中ゴルフのことばっかり考えているからだ。キミたちも頭を使ってゴルフをしたまえ。そうすれば上達する。コースのせいにするな。」と仰ったと言います。
また本庶佑さんは、プロ野球・阪神タイガースの大ファンだそうである。
京都の文化人らでつくる、元監督の岡田彰布さんの後援会「メンバーズ80・岡田会」発足時から会長を務め、岡田さんとは、趣味のゴルフも一緒に回る仲。
岡田さんは「何年も前から『次はノーベル賞』と聞いていたが、本当にすごいこと。すごすぎてなんて言っていいか、わからへん」と声を弾ませた。
岡田会は、岡田さんが2004年度からの阪神監督就任が決定後に発足。
年1度の岡田さんと会員の交流パーティーや、チャリティーゴルフなどを続けているという。
岡田さんは「本庶さんは偉い人ぶることはない。ラウンド中は研究の話もせず、野球の話ばかりしていた」と振り返り「本庶さんのゴルフの腕はなかなかで、何事もすごいというか、ゴルフに関しても黙々と取り組んでいた。会を離れて個人的にも京都のゴルフ場で一緒にプレーしたことがあります。また時間を見てお祝いを言いたい」と語ったそうです。
ノーベル賞を受賞した世界の本庶祐特別教授は、ゴルフとともに阪神タイガース愛も半端ない!
受賞から一夜明け、TBSテレビ「ビビット」に出演時には、研究についての話題から一転、自らも虎党である堀尾正明アナウンサーから「阪神タイガースのファンだとうかがっておりますが…」と聞かれると、「ハイ、ハイ」とうなずき、虎再建論のゴングが鳴った。
堀尾アナ「5位と6位をうろちょろしておりますが、どうすれば強くなるとお思いですか?」
すると…。
本庶氏「まず、指揮官の交代です」
生放送で、いきなりズバッと一刀両断。
「戦力はねぇ、やはり、もっとねぇ、打つ人が欲しいですね」
「それと、やっぱり藤浪をね、藤浪をもうちょっと活用しなければいけません」
全国放送で爆発させたタテジマ愛。05年以来の優勝を早く味わいたいからこそ、その言葉は厳しくなった。
ノーベル賞よりもエージシュート?
今一番したいことは?と問われて本庶佑さんは、「ゴルフの”エージシュート”。私は76なので”76”を出すことが最大の目標です。そのための努力は筋トレと、パターの練習を欠かさずやっています!」と語りました。
では、本庶佑さんがノーベル賞よりも熱望する?ゴルフのエージシュートとは、どのようなものなのでしょうか?
エージシュートとは
エージシュートとは、ストロークプレイを行った場合に、18ホールの1ラウンドのスコアが、自分の年齢以下の打数にてホールアウトすることです。
ある程度年齢が上がらないと達成することは難しいですが、高齢でプレーする方は記録保持者もたくさんおり、シニアのゴルファーにとっては、ゴルファーとしての1つの大きな目標でもあります。
ゴルフプレーにおいて、エージシュートが公認されるためには、条件を全て満たさなければなりません。
ただ18ホールを自分の年齢でホールアウトするだけではなく、例えば18ホールの総延長距離が6,000ヤード以上である事や、年齢は基本的に満年齢が基準となっているので、その年齢計算で達成が必要があるなどと細かな条件はあるそうですが、そんなことは関係なく、エージシュートを達成することはたいへんなことです!
エージェントシュートの難しさは、その年齢とスコアとの関係にあります。
若年層の30歳や40歳ではそれ以下のラウンド成績を収めなければならないため、物理的には不可能だと考えられています。
2010年5月2日(日)名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで開催された、第51回「中日クラウンズ」最終日、石川遼プロが記録した58ストロークは、世界6大ツアー(米、欧、豪、亜、南ア、日)での18ホール世界最少ストローク新記録。
「夢の中でプレーしているようだった」と振り返った石川遼プロ、当時18歳!
残念!あと40年後に記録すればエージシュートだったのに!
というわけで、現実的に考えられるエージシュートは、60歳代以上という事になりますが、その年齢になると、今度は体力との問題が出てきます。
つまり、いかに長寿で健康的にプレーが続けられるかという事が、鍵を握るわけです。
プロゴルファーの主なエージシュートの記録
尾崎将司(ジャンボ尾崎)70歳は、2017年10月6日愛知・京和CC(7190ヤード、パー71)男子ゴルフ、ツアーワールド・カップ2日目、3バーディー、2ボギーの70をマークし、年齢以下のスコアで回るエージシュートを達成した。
青木功は65歳だった2007年日本シニアオープン最終日に65をマークするなど、シニアツアーで9度記録。この年のレジェンド・チャリティープロアマでは大会4度目のエージシュートを達成した。
杉原輝雄は71歳で出場した2008年関西プロゴールドシニアで、70、65と2日連続で達成して優勝するなど多数記録。
中村寅吉は65歳の81年関東プロシニアで「65」を出した。
米ツアーでは1979年、クアッド・シティーズ・オープン第2日にサム・スニード(米国)が67歳で67を記録し、最終日も66をマークしたのが初。
2001年ボブ・ホープ・クラシックではアーノルド・パーマーが71歳で「71」を出したが、予選落ちしている。
ツアー以外では全米プロ優勝経験もあるボブ・ハミルトン(米国)が1975年に59歳で59を記録したのが史上最年少とされている。
石川遼選手!58歳で58ストロークの新記録、達成出来るかな?期待しましょう!
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まとめ Q&A
Q 本庶祐教授は、なぜそんなにエージシュートの記録を目指しているのでしょう?
A エージェントシュートの難しさは、その年齢とスコアとの関係にあります。
ゴルフの腕前もさることながら、体力、気力が充実していないと、簡単に達成出来るものではありませんから、目指すに値するものだと言えます!
Q どのように取り組めば、エージシュートは実現可能でしょうか?
A 本庶祐さんと同じ、ノーベル賞受賞者の大村さんは著書の中でこのように記されています。
上達方法を聞かれたときには「(1)ラウンド後は、練習場でその日の反省をしてスイングの矯正をする。(2)ゴルフ場では自分より上手な人とプレーするように心がける。しかし、あまり教えてくれない人と回り、教え魔は敬遠すること。(3)良いライバルを持つこと」などを挙げるという。「教え魔は敬遠すること」
そのほか、コンペに臨んでは「1週間前から摂生して前夜は熟睡することを心掛けることである。ゴルフはメンタルな競技である。次々と展開する状況の変化に対応するには、頭脳明晰であることが大切である」とのこと!
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