ゴルフ飛距離アップ初級トレーニング

ゴルフは飛ばないと面白くない!とにかく飛距離アップこそが、もっとも大きい課題である!と、きょうもドライバーを振り回しているゴルファーの皆さん!ドライバーを振り回し過ぎて、腰痛になったりなんかしていませんか?腕力に頼っていては、どんなに頑張っても飛距離アップは出来ませんよ!飛距離アップを望むなら、カラダのパフォーマンスを向上させることが、もっとも大切なことです。基本的なトレーニングを取り入れて、カラダの柔軟性をアップさせて、スイングに必要な肩甲骨や股関節の可動域を広げていきましょう!と言っても難しいトレーニングなど最初は必要ありません。まずは、自分のカラダの現状を知る簡単なチェックとトレーニングから始めましょう!あなたの飛距離アップに必要なのは、筋力よりも柔軟性を高めることです!

バランストレーニング

ゴルフはそもそもどんな動きをするスポーツなのでしょうか?ゴルフは「ボールを打つスポーツ」ではなく「クラブを振るスポーツ」ですと表現されます。

ボールは単なる通過点であって、ボールに惑わされずクラブが振り切れるかが、飛距離アップにつながります。

では、クラブはそもそもどのように動かしているのでしょうか?

下に置いたゴルフクラブのヘッドを上に持ち上げ、上から下に振り下ろす。つまり、鍬を持って畑を耕すように、クラブを振り上げて、振り下ろす!振り上げて、振り下ろす!アップ&ダウン、アップ&ダウン!と言う動きをしているのです。

この時カラダのどこが大事になるでしょうか?

明らかに、足腰ですね!具体的には、足の力と腹筋、背筋です。足腰がフラフラしていたら良い畑は耕せません!ゴルフも同じ。

足腰がフラフラしていたら良いボールは打てません!

「そうか!それじゃ今度の休みからジョギングはじめるか!」なんて言ってなかなかやらない人が多いので、今からできる簡単なトレーニングをご紹介します!これから始めて、自分のカラダの現状を理解しましょう

片足で立つ

まずは、片足で立ってみて下さい。上げる足は最初は、少し浮かすだけで結構です。

信号待ちの時、周りの人に気付かれない程度に、片足を浮かせます。歯磨きをしながら、片足を少し浮かせて立ってみて下さい。

いかがでしょうか?片足で立てましたか?

50歳以上の方々で、片足で立てない自分に愕然としている人、結構多いです。

「まさか!自分が?」と思う人は今すぐやってみましょう!「できましたか?」

子供の頃は出来たことが、大人になるとカラダの大きさや体重を支えられなくなっていることに気付いてないのです。

しかし、いま気付かれて簡単なトレーニングから始めれば、カラダはきっと答えてくれます!

前後・左右の足振りトレーニング

step1  片足を浮かせて立つトレーニング

背筋をまっすぐ伸ばし、頭をできるだけ高くセットします。

カラダを傾けず、片足(左右どちらからでもOK)を少し浮かせます。

バランスを保ちながら、倒れない高さまで頑張って上げてみます。

左右両方おこない、強い足と弱い足をチェックしてみてください。

step2  片足で立って、浮かせた足を前後・左右に振るトレーニング

背筋をまっすぐ伸ばし、片足で立つ。

背筋、頭を傾けないようにしながら、足を前後にゆっくり揺らします。

少しずつ振り幅を広げてみましょう。(カラダは揺れてしまう人は、倒れないよう何かにつかまってやってください)前後が出来たら、左右に動かしてみて下さい。

step3 片足スクワットトレーニング

背筋をまっすぐ伸ばし、トップの形を作りの片足で立つ。

バランスをキープしながら、膝をゆっくり少し曲げ、伸ばししてみてください。(最初から深く曲げないこと)

3回曲げ伸ばし出来たら、フィニッシュの形で反対の足で、ゆっくり膝の曲げ伸ばしを3回

慣れてきたら、徐々に膝を深く曲げていきます。回数も徐々に増やします。

回数も、膝曲げの程度もすべて、自分で決めて行って下さい。決して無理をしないことが大切です!

体幹簡単トレーニング

片足立ちでバランスをとって倒れないように頑張っているのは、足の力だけではなく、体幹の力、もっと簡単にいうと腹筋と背筋の力も大事なのです。

そこで、次は簡単腹筋トレーニング。

step1  イスに座ってボールを左右に動かす

イス(膝の高さと座面が同じくらいのもの)とボール(直径15cmくらいの軽くても重くてもかまいません)を用意。

背筋を伸ばして座り、両腕を胸の前に伸ばしてボールを持ちます。

バックスイングの方向に上体を捻ります。そのとき膝はできるだけ動かさないようにします。

バックスイング方向に限界まで捻ったら、次は反対にフィニッシュ方向に捻ります。

この動きを連続しておこないます。リズムは決して速くならないように、上体の捻れを感じながら連続トレーニング

step2  イスに座って上体スイング

こんどは、クラブをもってstep1と同じ要領でカラダを捻りトップを作ります。

トップからフィニッシュへと、流れを大切にしっかり形を作ります。

膝は止めて、あくまでも上体の動きだけですよ!

慣れてきたら、連続素振りスイングをやって下さい。

また、実際に練習場で座って打てる機会があればボールを打ってみて下さい。

step3  バットを振る

野球のバットを使ってゴルフスイングの素振りをすると、スイングスピードは速くなります。

バットを振るということは下半身の強化につながり飛距離には欠かせないトレーニングと言えます。

女子プロゴルファーの葭葉ルミ選手も、バット振りトレーニングに取り組んだひとりです。

急激に飛距離を伸ばしている葭葉ルミ選手。全米女子オープンでは、4日間の平均飛距離ランキングで出場選手全体のトップの数字(256.5ヤード)を記録しました。

日本ツアーで唯一平均260ヤード飛ばす“飛距離女王”です!

葭葉ルミ

葭葉選手が始めたのが、マスコットバットによる素振りでした。

「オフシーズンにゴルフ用の軽いバットをかなり振り込みました。バットを振るときはボールがあると思って本気で素振りをしましたね。その時に右足を地面に押し込むように粘らせながら蹴ることで速く振れるようになりました。」

プロも取り入れている飛距離アップのためのバット振りトレーニングには、次のようなメリットがあります。

  • グリップの手首が柔軟になる(意識しなくてもリストターンが可能になる)
  • スイングが大きくなる
  • 正しいスイングで飛距離が飛躍的にアップします
  • 間違ったスイングは手首を痛める
  • ヘッドが重たければグリップは上下運動しかできない
  • ヘッドの遠心力が理解出来るようになる

肩甲骨ストレッチトレーニング

肩甲骨とは、背面部から肋骨を覆っている、一対の三角形状をした大型の骨のこと。

腕を上下、前後左右に大きく動かせることからも分かるように、これらの骨が胴体のほかの部分との繫がりが薄く、独立した構造になっているからです。

肩甲骨は鎖骨を介して体幹と繫がっていますが、その肩甲骨を支えているのは大小さまざまな34の筋肉で、肩甲骨そのものは背中から浮いたような状態。

肩甲骨を支える筋肉は背骨や肋骨、上腕、首、ひいては骨盤などにも繋がっています。

肩甲骨は本来背中の上部、胸の真後ろに位置し、自由に動くのが理想的です。

しかしデスクワークやパソコン作業、スマホの操作などを長時間行っていると猫背になりやすく、肩甲骨が横に広がってしまいがち。

本来、独立した構造なのに、周りの支えになっている筋肉と密着するようになり、自由に動かなくなり、肩こり、四十肩、五十肩、腕が上がらないということになります。

当然、バックスイングが上がりきらず、まともにクラブが振り切れなくなります。

つまり、肩甲骨が硬くなると、飛距離アップは望めません!ストレッチで、肩甲骨を少しでも自由にしましょう

背中で握手

右の手は上から、左の手は下から背中に回し、両手を触れることができるかチェックしましょう!

トップの位置、フィニッシュの位置が充分に上がるようにするストレッチです!

指先が触れば合格!握手できたらパーフェクト!

合掌がどこまで上がる?

カラダの前で手を合わせて、肘と肘をくっつけましょう。

両肘がつくようになると、両脇が締まり、飛距離アップにつながります!

そのまま、肘が離れないように上に手を上げていきます。鼻の高さまで上げることができたら合格です!

両腕上げで耳にくっつく?

左右の手を横から上げていきましょう。肘を曲げずに、耳に腕をくっつけることができますか?くっついたら合格です。

大きなスイングを作って飛距離アップをするためには、可動域を大きくすることです!

まとめQ&A

Q 飛距離アップのためのトレーニングを始めるためには、何を注意したらよいでしょうか?

A まずは、自分のカラダの状態を知ることが大事です。

無理な筋トレをするのではなく、カラダのバランストレーニングや肩甲骨の可動域をあげるトレーニングなど、基礎的なカラダのコンディション作りから取り組むべきです。

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ユージン
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