初心者必見!距離感をつかみやすいパターの選び方!

初心者に限らず、パター(パッティング)は、ゴルフをする上でもっとも重要なストロークと言っても過言ではありません!Par72(基準打数72)の設定のコースであれば、ショット数36、パター数36というセットになっていると考えれば、半分はパターゲームです。パターはドライバーショットよりもボールにあてるのが簡単だし、練習しなくてもなんとかなると思っている初心者ゴルファーは多い。しかし、パターの距離感を身に付けるのは、そんなに簡単ではないのです。しかも、パターの練習には他のクラブが上達するために必要な基本がぎっしり詰まっているのです。後回しにせず、パターの練習は最初に行うべきなのです。パター練習がやりたくなるように、自分に合うパターの選び方をチェックして、パターの距離感をしっかり身に付けて下さい!

初心者におすすめパターの打ち方

昔から「パターに型なし」などと言われています。型破りなパターの打ち方で「東洋の魔術師」と呼ばれたのが、青木功プロ。

青木プロは、ティー型パター(通称キャッシュイン)のヘッドのトゥを上げ、ヒール部分を地面にこすってボールを打つようなスタイルで、アメリカPGAツアーで勝利を挙げてきました。

その頃青木プロは、「パターは上手い奴が入るんじゃない。入る奴が上手いんだ!」と語り、パターに型なしを実践していたプロである。

ゴルフトーナメントディレクターの戸張捷さんは、著書の中で、若き日の青木プロとのエピソードとして、朝のラウンド前に練習グリーンでパッティング練習をしている青木プロと挨拶を交わし、 夕方帰る時にもまだグリーンでパターを持っている青木プロの姿を見たという。

それ程の練習を繰り返した人だから自分独自のパッティングフォームを見つけ出し、世界を驚かす超一流になれたのでしょう。

独自の打ち方、距離感を身に付けるには、かなりの努力が必要ですから、初心者は最初からより効率的な打ち方を身に付けるべきでしょう。

では、初心者ゴルファーは、筆者がおすすめする打ち方の手順をお試し下さい。

パッティングのアドレスの作り方

パターのグリップの型は前面が平らになっています。そこに親指をしっかり乗せます。距離感を安定させるため、グリップはしっかり握ります。

スタンス幅は肩幅に開き、まっすぐ立って背筋を伸ばし、胸の前に腕を伸ばして大きな三角形を作ってから両肘胸の横に引き付けて小さな三角形を作ります。

背筋を伸ばしたまま、股関節からカラダを前傾させます。

パターヘッドが鼻の真下に来るよう地面につけます。これがパッティングのアドレスです。

パッティングストロークの方法

まずは、肩幅に開いたスタンスの幅でパターヘッドを動かします。グリップの力を変えないで、ゆっくり同じテンポで振り子運動をさせます。初心者は特に、パターでも素振りは大切です!

まずは素振りからテンポが一定になってきたら、ボールをおいて転がしてみて下さい。ボールの転がりがだいたい同じ距離になるように、何度もやってみましょう!

一定の距離になってきたら、スタンスの幅での基準の距離が、決まってきます。

それを自分の距離感の基準として、その距離よりも少し長い距離の場合、テークバックはあまり変えずにフォロースルーを少しずつ大きくしながら練習して、距離感を身に付けます。

距離感が身に付くパター練習方法

パッテイングの理論やレッスンは様々で、初心者ゴルファーは、あまりにも細かい指摘が多くわかりづらいと思います。

振り子で左右の幅を同じにするとか、肩で動かせ(ショルダーストローク)とか、手首を使って(リストストローク)とか、インサイドに引きフォローでまたインサイドにもどす(インサイドトゥイン軌道)などなど。

いろいろな理論がありますが、筆者が自身で実践し、レッスンしてもっとも初心者の生徒さんのパター数減少に貢献した、もっともシンプルな打ち方をご紹介しましょう!

  • まずもっとも大切にしていることは、右手を主体としたパッティングです。
  • 右手グリップを強く握り、手首の角度も変わらないようにしっかり固めます。
  • 右肘を脇にしっかり引きつけ、上体と右腕が完全に一体化して動くように意識します。
  • パターヘッドはあくまでも、ターゲットライン上をストレートに引いて、ストレートに出すという動きを、右腕で操作します。
  • 右利きの人は、右腕で距離感を出せるのです!

ボールを投げて相手に渡す時など、右腕で距離感を出しているわけですから、やはり利き腕をしっかりと尊重して使うべきなのです。

パターのフェースの向きと右手のひらが、同調することでボールにきれいな縦の回転を与えられるのです。

したがってパターの練習をする時は、パターを右手一本で持ち、ターゲットラインに対して直角にまじわりながら、ボールを転がしていくようにします。

フェースの向きがターゲットに対して常にまっすぐに出て、ボールがストレートに転がるようにするための、シンプルイメージは、「ターゲットライン上をストレートに引いて、ストレートに出す」ということだけです!

初心者におすすめパターの選び方

それでは、どんなパターを選んだら良いのか、代表的なパターブランドから選び方を考えましょう。

オデッセイ/ODYSSEY

キャロウェイのパターです。オデッセイを買収し弱かったパター部門でも一躍トップの座に躍り出ました。パターの選び方には欠かせないメーカーです。

オデッセイのパターはホワイトホットのフェースインサートのあのやわらかい感触によって、それまでのパターの感覚を大きく変えたと思います。

そして、斬新なデザインの2ボールパターは、今ではツアープロも愛用者が多い。

初心者ゴルファーのパターの選び方として、選択肢の一つの候補パターです!

ピン/PING

一世を風靡したピン型は今なおトッププロが使用するほど長きにわたり使われているパター形状です。

初心者の選び方としては、基本モデルのPINGアンサーはおすすめです。

このピン型パターを作ったのがピンの創業者であるカーステン・ソルハイムです。

ピンアンサースコッツデールが誕生したのが1966年ですから半世紀前の形が今なお第一線で使われているということなのです。

日本女子プロゴルフ界を牽引するひとりである、鈴木愛プロもPINGのパターを使用して、賞金女王に輝いています。

テーラーメイド/TaylorMade

テーラーメイドは、トータルブランドでドライバーからウェッジまでとても人気がありますが、最近ではパターの人気も高くなっています。

ロッサが発売されてからその人気に拍車がかかり、現在はトッププロもテーラーメイドのパターを使用する選手が目立っています。

特に「スパイダー」は、ジェーソン・デーやS.ガルシアなどをはじめ、世界の男女を問わずトッププロにも人気パターとなっています。初心者ゴルファーも試して見てください!

スコッティキャメロン/ScottyCameron

初心者ゴルファーのパターの選び方としては、高嶺の花という存在になるかもしれませんが、タイガーウッズや松山英樹選手など名だたるトッププロ達にこよなく愛されているのが、スコッティキャメロン。

クラブメーカーと他クラブは契約してもパターだけはスコッティキャメロンを使いたいというプロがたくさんいるのです。(キャメロンとの距離感を埋めるよう頑張ろう!)

まとめ Q&A

Q パターの選び方として、初心者ゴルファーが気をつけるポイントは?

A 基本的に、初心者ゴルファーに限らずパターヘッドはストレートに引いて、ストレートにフォローを出すという考えの基に、様々モデルを大型ショップなどで実際に持ってみて、まっすぐ動かしやすいと思えるパターを探すことです!それが一番間違いのない選び方です。

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ユージン
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